イリアーデの言霊

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湯冷め防止&水分補給 - ウチ風呂の作法 04

2012年09月29日 02時38分27秒 | テルマエ・ロマエ

ウチ風呂の上がり方

湯冷めを防ぎ細胞から健康に

健康維持につながるお風呂の入り方を意識している人が多い一方で、適切なお風呂の上がり方を意識している人はどれくらいいるのだろうか。お風呂上がりに身体のぽかぽかを保ち、湯冷めを防止するために効果的な方法のひとつは、"足先に冷たい水をかける"ことだ。入浴中は、体温の上昇にともなって血管が膨張している。血管の面積が広がっているため、湯船から上がると、体温はあっという間に下がってしまう。ところが、ふくらはぎやつま先に水をかけると、それがきっかけとなって体中の血管がキュッと引き締まり、結果的に熱が放出されにくい状態が生まれるという。冷たい水が辛い季節は、湯船のお湯より温度が低いぬるま湯でも、同様の結果が期待できるようだ。また、水を絞ったタオルを使って身体を拭くのも同様の効果が期待できる。足に水&濡れタオルで身体拭きの合わせ技で、湯冷め知らずを目指そう。ただし、いずれの方法も心臓が弱い人、血圧が高い人は注意が必要。足へのかけ水や濡れタオルの代わりに、「クーラーにあたればいいのでは?」と思う方もいるかもしれない。でもそれはNG。クーラーで身体を冷やすと、発汗が止まってしまうので老廃物の排出が滞る。汗を出して体温をコントロールしようとする人体本来の働きも抑えられてしまい、自律神経が鈍った状態になってしまうのだ。肌についた水滴が蒸発する際は、気化熱によって体温が下がってしまうので、汗と同様に素早く拭き取りたいところ。そこでおすすめなのがバスローブや浴衣。吸水性のいいタオルで水滴を拭き取り、その後は汗がひくまでバスローブ、浴衣を着ていればいい。入浴後の発汗が身体にいいのには、さらなる理由が。発汗中は、HSP70という抗ストレス性のたんぱく質が細胞内で作られる。この物質は、傷ついた細胞を修復してくれる、健康のための力強い味方なのだ。

肌質キープのために化粧水を使おう

お風呂上がりは皮脂膜が薄くなり、肌の水分が蒸発しやすい状態になっている。そのままにしておくと、お肌はかさかさになってしまう。入浴後はまず汗をしっかり拭き取り、できるだけ早く、10分以内に化粧水と乳液を使って、肌を保湿したほうがいいだろう。タイミングとしては、発汗が収まる頃までに済ませること。それより後になると、肌の水分は蒸発し始めているので効果が下がってしまう。化粧水と乳液は、つける前に両手のひらで温めると、肌に浸透しやすくなるといわれている。肌をいたわるように丁寧につけよう。


ルシウス 要注意POINT

水分補給しないとどうなるのだ? by ルシウス

人体は1回の入浴でおよそペットボトル1本分=500mlの水分が失われるといわれている。その水分を補給するために、入浴後は水分を摂ることが大切である。入浴の前と後で体重を量って「500グラム痩せた!」と思う方もいるかもしれない。しかし体重が減ったのは、汗として水分が身体の外に排出されただけのこと。入浴で代謝が高まってダイエット効果が出たわけではないのだ。もしも入浴後に水分が補われなければ、脱水症状になる恐れが生じる。入浴中や入浴後に感じる喉の渇きは脱水症状の兆候にほかならない。症状が進むと、頭痛、めまい、吐き気などが起こる。そうならないためにも、風呂上がりには水分を補給することが重要。また、体内の水分が不足すると、血液の濃度が上がり、いわゆる"ドロドロ血"の状態になってしまう。血液がドロドロになると、血栓ができやすくなり、身体のだるさ、高血圧などのほか、脳卒中や心筋梗塞といった病気の確率も高くなるのだ。頻繁にお風呂に入るからこそ、積もり積もって人の身体に影響が及ぶことが考えられる。風呂上がりには、最低コップ1杯の水分補給を習慣づけてほしい。


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