・ 苦何首烏Air potato にがかしゅう
ヤマノイモ科、本州の関東以西、東南アジアなどに分布する、つる性の多年草。5m程の蔓をのばし、葉は互生し長い柄をもち心臓形で先は鋭くとがり、夏から秋、葉のわきに白い小花やむかごをつける。塊根は黒く扁球形でひげ根を密生させている。
カシュウイモに似るが、むかごや塊根に苦味があり、根茎が苦く食べられないのが名前の由来としている。苦味の少ない栽培品種にカシュウイモがある。 ジオスゲニンDiosgenin、ジオスブルビン、Diosbulbin などのステロイドサポニン類に抗菌作用の報告がある。漢方で黄薬子(おうやくし)、別名を白薬子ともいい薬酒で解毒、止血や皮膚化膿などに用いる。
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