・杜仲茶Tochuu tea とちゅうちゃ
トチュウ科、中国西南部原産。雌雄異株の落葉高木で寒冷地でも育つ天然ゴムの産出木として知られ温帯性地域の四川(しせん)省で主に特産品とし生育する。氷河期を越えて生き残った生きた化石ともいわれ一科一属一種で成長するとイチョウの木のように直立で20mにも達する。
乾燥させた樹皮は、古来より生薬として強壮、鎮痛に漢方に利用し、医薬品としての取り扱いを受けている。若葉を煎じてお茶にしたものがノンカフェインの健康食品として出回る。
特徴的成分は、葉(リグナン化合物:リグナン配糖体Syringaresinol di-O-glucoside)、フラボノイド、樹皮をひきちぎるとネバネバした白い糸を引くグッタペルカGutta -Percha、ゲニポシド酸Geniposidic acid(イリドイド配糖体)の副交感神経を刺激し血管を拡張させ柔軟にして血圧降下作用がある。その他、腎臓(利尿作用)、肝臓(解毒作用)強化、体脂肪、内臓脂肪を減らしダイエット、コラーゲンの生成促進、滋養強壮に利用する。コラーゲンの新陳代謝の促進作用1日の適量は6gとしている。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。