・PQQ(Pyrrolo quinoline quinone:ピロロキノリンキノン) ぴろろきのりんきのん
ビタミンとして1948年以来の新しいビタミンの発見として酸化還元補酵素で、抗酸化作用、神経保護作用などの生理作用を持つことを見出した。PQQ(ピロロキノリンキノン)が2003年4月24日付け英誌ネイチャーに掲載している。PQQを補酵素として使う酵素がヒトから発見していないことから未だビタミンとしては認められていない。
1964年に人体での作用は、明らかではないが 以前からマウス(ハツカネズミ)の実験で不足する事によって繁殖能力の衰え、発育不良、抜け毛しやすいことが知られていた。1979年にアメリカでも細菌より発見しているが詳しくは、分からず今回マウスの体内でビタミンとして作用する物質、特定の酵素の分解に関係する作用を持っている事を解明している。
特定の酵素についてはリジンの分解に関する補酵素としている。ビタミンB群に属し水溶性で緑茶、納豆、母乳多くの野菜、果物、肉類に微量含むピロロキノリンキノンと呼ばれる物質が生体に不可欠なビタミンの一種として作用するという。
人体への影響が認められれば、1948年のビタミンB12以来ほぼ76年振りに14番目のビタミンとなるとして注目しているが未だ充分な根拠を示していない。実際には命名方法の統一性がなく14番目とは断定できないように思われる。近年の実験で脳神経細胞の成長因子を増強する効果が明らかになったという。
100g中でパセリ3.4μg、ピーマン2.8μg、キウイフルーツ2.7μg、緑茶3.0μg、納豆6.1μg、ココア80μg、人乳14~18μg程度を含む。
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