・グロブリンGlobulin ぐろぶりん
動植物の体液や細胞に存在する単純たん白質(アミノ酸だけで構成)であり、水に不溶、酸、アルカリ性、中性塩類溶液に可溶、多くは加熱すると固まる。
動物性では、筋肉のミオシン、血清グロブリン、血液のフィブリノーゲンFibrinogen、卵白、卵黄の卵グロブリン、牛乳のβーラクトグロブリンがある。植物性で大豆のグリシニンGlycinin、大麻のエデスチンなどの種子タンパク質の大部分を占める。グルタミン酸、アスパラギン酸に富む。
人体でアルブミン4~5g/dl(100cc中)とともに血漿(けっしょう:血液の淡黄色をした上澄み)を構成して免疫機構に関する抗体を含む。グロブリン1.75~3.8g/dlの80%は肝臓で作られているがその比(A/G)が1から2の間であれば健康体といえる。免疫グロブリンは、特定の抗原体内に侵入した抗原を識別、結合して、細菌、ウイルスの異物が毒性を発揮する前に体外に排出する作用がある。アルブミン低下でA/Gが比が低いと低栄養状態としている。
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