・アコニット酸Aconitic acid あこにっとさん
有機化合物であり、Cis型とTrans型がある。通常、自然界にTrans 型が、クエン酸回路の中間生成物はCis型が存在する。
クエン酸サイクル(TCAサイクル)は「8種類の酸」から構成され、それぞれに酵素が働いて変化する。
最初にクエン酸からアコニット酸⇒イソクエン酸⇒アルファ ケトグルタル酸⇒コハク酸⇒フマール酸⇒リンゴ酸⇒オキザロ酢酸になり活性酢酸(アスパラギン酸、脂肪酸など)が結合して「クエン酸」を作る。 活性酢酸は、クエン酸サイクルを一巡する間に完全に燃焼して炭酸ガスと水に変わり、発汗や呼吸で排泄され、燃えてできた熱は「ATP」というエネルギー貯蔵物質に変わる。 このATPが、エネルギーであり、毎日の基礎代謝や生活活動代謝時に必要に応じて供給している。
Trans型アコニット酸は、トリカブト属、トクサ、サトウキビ、テンサイなどに含まれ、クエン酸を硫酸で脱水すると得られる。水への溶解度は18g(13℃)。エタノール(アルコール)には溶けやすいがアルコールに濃硫酸を加え蒸留して作られエーテルには溶けない。水と一緒に180℃まで加熱するとイタコン酸Itaconic acidと二酸化炭素に分解する。
&アコニターゼAconitase あこにたーぜ
人体ではTCA 回路においてクエン酸とイソ(Is:異性体)クエン酸の可逆的変換を触媒し、重要な役割を果たす酵素として存在する。みかんの酸を分解して酸っぱさを分解してくれる。
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