・ヌクレオチドNucleotide ぬくれおちど
核酸の構成単位にもなる低分子生体物質ヌクレオシドNucleosideにリン酸基が結合した物質をヌクレオチドという。nucleo(核の)tide(結ばれた)と言う意味がある。
の塩基(アデニン、グアニン、シトシンCytosine、チミン、ウラシル)に五炭糖(ペントース)のリボース又はデオキシリボースとリン酸が結合したものでアデニル酸、グアニル酸、シチジル酸、ウリジル酸がある。
ヌクレオチドの重合によってRNA(リボ核酸)、DNA(デオキシリボ核酸)の形成、エネルギー代謝に関与する。酵母からのRNA(リボ核酸)を高温でアンモニアで処理するか、または室温でN-NaOH[規定濃度Normalityの水酸化ナトリウム]で加水分解して塩基、糖、リン酸の結合したものを生じこの構造のものをヌクレオチドという。
アデニン、グアニンは肉類、魚肉の旨み成分、グアニル酸(しいたけ)、イノシン酸(鰹節、煮干)の旨み成分になっている。酵素での分解でリン酸だけを離して塩基と糖の結合したままのものができ塩基と糖の結合したアデノシン(発毛促進作用)のような化合物を一般にヌクレオシドNucleosideと呼ぶ。
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