・タカジアスターゼTakadiastase たかじあすたーぜ
1894年、高峰譲吉博士(三共)により小麦から出るふすまに麹菌を植え付け出来上がった酵素を水で抽出後アルコールで沈殿させ乾燥粉末化させた酵素製剤のことをいう。
麦芽からのジアスターゼと区別することからタカジアスターゼと名づけられている。
世界で始めて作られた酵素による製剤で主にでん粉消化酵素アミラーゼをいうがその他にプロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼなど50種以上の色々各種の酵素を含み、胃腸薬の代名詞ともなった。
麦芽アミラーゼに比較しでん粉分解酵素の働きが早く消化吸収する。工業的にも、でん粉の液化が迅速で液化酵素(α-アミラーゼ)ともいい耐熱性があることから繊維工業で糊抜き剤としても利用する。
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