・屈Ostrich fern こごみ
ウラボシ科、オシダ科、イワデンダ科、分類によってはメシダ科Woodsiaceaeと諸説ある。
下等植物の仲間で正式には、クサソテツ(草蘇鉄:シダ植物門シダ綱イワデンダ科クサソテツ属クサソテツ)というが、若芽のことを一般にコゴミという。
ヨーロッパ、アメリカの湿気の多い森林、草原にも発生する。
傷みが少なく、春の風物詩の山草とし鉢植えの下草、生け花にも良く使われる。
形がぜんまいに似るが濃緑色でぬめりと微(かす)かな香りがあり春先に株を作る宿根草より出る新芽を摘みとって食用とする。
その形がこごんだ姿に似て、のの字の渦巻きになっていることから「こごみ」といわれる。
主に東北地方の代表的山菜とし利用しているが最近は、ハウス栽培も盛んで正月早々に市場に出まわる。
山野に自生する4、5月を旬とする。大きくなると葉は、1mにもなる。まとまって生えていて容易に採取できる。一夜こごみともいわれ、1日で新芽が伸びきってしまいやすく、大量に取ってきた時は、塩づけし保存するとよい。
新芽は、ほとんどあくがなく茹でる時は、ひとつまみの塩を入れ軽く茹で冷水につけ冷やし水切りして置くだけで良い。
あと味噌汁の実、天ぷら、ごまあえ、辛し和え、ドレッシング、マヨネーズ合え、酢醤油、お浸し、油炒め、煮物とする。ビタミンK(血液凝固作用)120μg、食物繊維(整腸作用)5.2g/100g中に含む。
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