赤穂鯛・緋魚・阿候鯛・赤魚Matsubara's red rockfish あこうだい
フサカサゴ科、東北以北の太平洋の側の水深200～600mの深海に生息する、ごつい、骨っぽい魚体で腹膜が黒いのを特徴とする。
船釣りの対象魚として人気があり効率よく釣り上げることから一本釣り漁法で20～30本の針をつけ、仕掛けられ巻き上げると深紅のアコウダイが次々に海面に浮上し、さながら提灯(ちょうちん)行列を見ているようだという。釣り上げて突出した目、口が大きく、下あごが突出、色は、鮮赤色で種類(カサゴ、オニオコゼ、メバル、めぬけ等)が多い。
平均体長30cm、重さ1kg程度のものが多いが、大きいものでは全長60cm、重さ7kgになる海産魚で体形は、長卵形で側扁(そくへん)、卵胎生で早春2～4月ごろ200mぐらいまで浮上浅瀬にやってくる。
冬季12月より翌年2月ごろまでが身が良く締まり高級魚として取引し刺し身、洗い、粕漬け(輸入品が多い)、味噌漬け、煮魚、塩焼き、椀だね、鍋物とする。皮付きのまま湯引き、焼霜造り、しゃぶしゃぶで旨みのある食べ方ができる。練り製品の原料ともなる。アコウダイとしているものの中にオオサガ（コウジンメヌケ）、サンコウメヌケ、バラメヌケまたその類似品がある。
100g中でエネルギー93kcal、たんぱく質16.8g、脂質2.3gを含む。
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