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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[中枢神経と末梢神経] 食生活について語ろう

2020年08月21日 | 美容ダイエット

・中枢神経と末梢神経Central and peripheral nerves  ちゅうすうしんけいけいとまっしょうしんけい
 
 私たち人間の神経は脳Brainや脊髄Spinal cordにある中枢神経全身にある末梢神経の2つに大きく分けられます。
脳神経は1)嗅神経 2)視神経 3)動眼神経 4)滑車神経 5)三叉神経 6)外転神経(眼球運動)7)顔面神経 8)内耳神経(聴覚、平衡感覚) 9)舌咽神経(味覚、咀嚼と嚥下)→障害されると咽頭が挙上できなくなる、舌の後ろ1/3の味覚がなくなる、舌の後ろ1/3の温痛覚、触覚がなくなる、唾液の分泌ができなくなる 10)迷走神経(咀嚼と嚥下、副交感神経支配)→障害されると咽頭・喉頭の運動ができなくなる、喉頭の感覚がなくなる、消化管や気管など迷走神経の分布している臓器の運動調節ができなくなる 11)副神経(僧帽筋・胸鎖乳突筋を支配)→障害されると胸鎖乳突筋麻痺で頭を反対側に向けられなくなる、僧帽筋麻痺で肩の挙上ができなくなる12)舌下神経の12対の脳神経が存在しています。
脳とからだの各部とを連絡している脊髄には、知覚・運動の刺激伝達・反射機能をつかさどる31対の脊髄神経の中枢神経系があります。人間では31対あり、頸(けい)神経8対・胸神経12対・腰神経5対・仙骨神経5対・尾骨神経1対に分けられています。神経系のいろいろな病気の診断にあたって髄液を採取したり、また髄液の圧を測るために腰椎穿刺(せんし)を行うことがありますが、この場合に脊髄を傷つけないように脊髄の下端よりもさらに下の第3腰椎と第4腰椎の間から針をさすことになっているとしています。


末梢神経系は生体の各部と中枢神経系との間を連絡する神経系で、脳に出入する脳神経Cranial nervesと、脊髄に出入する脊髄神経Spinal nervesに分類します。末梢神経系のことを脳脊髄神経系Craniospinal nervous systemと呼ぶこともあります。脊髄から左右にでる末梢神経には体性神経(感覚神経と運動神経)と自律神経(交感神経と副交感神経)があります。
体性神経は運動機能などに関わっており、私たちが意識的に手や足を動かすことができることからわかるように、「動かそう」という意図によりコントロールできるのが特徴です。
対して、自律神経は、多くの内臓器官の機能に関わり「今から胃を動かして消化させよう」と私たちが思ったとしても、自由にコントロールすることはできません。よく知られているように、交感神経と副交感神経に分けられバランスをとりながら働いています。交換感神経と副交感神経のうち、どんなときにどちらが活発になるかは、生活状況より、何か事を始めるときの戦闘態勢にあるときは、交感神経が活発になります。瞳をカッと開き、脳は興奮し、心拍数も増加、血圧の上昇、ゆっくり呼吸をしたり食事や排泄をしたりする余裕はないので、呼吸が速くなり、胃腸の動きも抑制を受け、膀胱も弛緩し蓄尿することになります。活動を終えて安心してくると、副交感神経が活発に働きだし脳が落ち着き、食事をするので唾液の分泌量が増え、胃腸は活発に動き、膀胱も収縮し排尿することになります。蓄尿時には交感神経が大きく関わっています。
何をストレスと感じるかは個人差があります。対人関係のみならず、温度や音、においといった刺激を不快に感じる場合、人によって異なっています。このようなストレスは脳で感知され、自律神経や内分泌機能などに影響を与えることで、体調に変化が現れたり、睡眠や感情に影響を及ぼしたりするのです。ストレスを受けると、脳からの指令により、副腎皮質から副腎皮質ホルモンを分泌し同時に、交感神経が支配している副腎皮質の中の副腎髄質という部分からアドレナリンなどを分泌します。これらのホルモンには、血糖値上昇、血圧上昇、免疫抑制、胃酸分泌促進、覚醒といったさまざまな作用があり、そのため、ストレスを受け、交感神経が優位になり続けると、血液中の老廃物や疲労物質が代謝されなくなるため、筋肉の痛みやこりを招き、だるさや倦怠感、冷えやこり、頭痛、不眠、うつ、免疫力の低下、胃腸の不調やトラブルの原因につながりやすくなるのです。
これらの状況を現代人に置き換えると、仕事をしたり緊張したりするときは交感神経が、休んだりリラックスしたりするときは副交感神経が活発になっていると理解できます。
本来、交感神経と副交感神経はバランスをとりながら働くものですので副交感神経だけが優位になり続けている状態は望ましくありません。

ほどよい緊張や運動といった適度なストレスにより交感神経を活発にすることも必要です。健康な心身を保つために避けたいのは、不快な刺激や悩みによるストレスです。職場や家庭での悩みが多い、体を動かす機会が少ないなど、現代人の生活にはリラックスする時間が少なく、心身の疲れやストレスがたまりがちです。

最も重要なのは、食事や睡眠といった、基本的な生活リズムを整え、好きな音楽を聴いて心を落ち着ける、アロマの香りでほっとくつろぐ、趣味に打ち込む、友人と楽しい時間を持つなど、自分なりにリラックスできる方法を見つけ、さらにウオーキングなどの適度な運動でリフレッシュを兼ねた健康づくりも積極的に取り入れます。副交感神経を優位にする時間を意識的につくるように心掛けましょう。
指令や情報は、自律神経(交感神経と副交感神経)のほうが体性神経(感覚神経と運動神経)よりもゆっくり伝わります。





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