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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[菱餅]食生活について語ろう

2024年03月03日 | 美容ダイエット

・菱餅Hishimochi ひしもち
 3月3日のひな祭りに欠かせない、英語で言うとすれば「diamond-shaped rice cake eaten on Doll Festival 」の補足をしてひな祭りに食べる菱形の餅、ひしもちを飾ります。菱餅にどの様ないわれがあるのでしょうか。調べま.した。
ひし形をした、赤(桃色)・緑・白色の三色が一般的です。
 菱は、温帯地域の池、沼地に自生する一年草の水生植物です。表面に光沢のある葉が長さ5cmの四角く菱形で回りにギザギザがあり放射状に15、6枚広げ、その中央に白の四枚の花びらをもった径1cm程の小さな可憐な花をつけています。名前の由来として菱形の葉をした様子からヒシ、実がひしいでいる、「ひしぐ」は、つぶれるの意味からとも、実の両端にトゲがあることを緊(ひし)と 表現したことからといわれます。
9~10月の秋に大きさ2cmほどに結実、殻がひし形に似てがくの変形した三角形で熟すると棘のある茶褐色の核果つけ、子葉より種子となった部分を食用としていました。古くより食用とし栗、さつま芋に似た味覚があるといいます。
 水草の「ヒシ」は繁殖力が強い植物で、その形を模し心臓を表したとの説もあり子孫繁栄・長寿の願いが込められました。ヒシの実は尖(とん)がりが見られとがっていることから、厄除け魔除けの意味もあるのです。古くに昔は菱餅の白色の餅にヒシの実をいれて白いものはもともとヒシの実が練り込まれていた、もしくはヒシの実で作っていたようです。
菱餅が菱形になったのは、江戸時代初期のことで 当初は、蓬餅の緑に菱の実を入れた白い餅を組み合わせた緑と白の2色のようでした。やがて これを緑・白・緑の3段、さらには豪華さが増して5段重ねにもするようになるのです。元来、古代中国の上巳節で食べられていた母子草のお餅には、母と子が健やかであるようにという願いが込められています。 母子草は、春の七草のひとつ御形(ごぎょう)としても知られ、よもぎをもち草とするまでもち草ととして使われ、健胃、咳止め、冷え性に利用していました。
一般的にはピンク・白・緑です。クチナシで着色したピンクは魔除け、ヒシの実の白色は純白の雪・長寿、ヨモギの緑は健やかな成長・生命力への願いが込められているのです。それぞれに、さらに明治の時代になると桃の花の色を模して昔から、小豆、南天などの「赤」には魔除け厄払いに用いられ、菱の実の心臓をかたどってひし形になった説もあり滋養強壮、消化促進でひし形の一般的菱餅三色でそれぞれの餅に意味が込められています。それぞれの植物の薬効が知られています。
クチナシ(ピンク):魔除け・血行促進
菱():魔除け・滋養強壮
母子草・蓬():魔除け・血行促進
 色の順番にも意味があります。下から「緑・白・桃」の順番に配置は、新芽(緑)が雪(白)の下から芽吹き、桃の花(ピンク・赤)が咲いて春が訪れた様子を表したものともいいます。春の訪れをよろこび、そして女の子の健やかな長寿への願いを込めているのです。
さらに基本の「ピンク・白・緑」に加え、「黄色」「オレンジ」が加わる形もあります。黄色は早春に見られる「月」を「菜の花」を模して加えられ、オレンジは、生命をも司る「太陽」を表すとも「上巳の節句(桃の節句)」が農作業を開始する時期と重なることから、「豊作祈願」の意味があるともいいます。5色の菱餅になるとカラフルにはなりますが、しかしながら色の順番がバラバラとなってしまうこともあるようです。上から「黄色・緑・ピンク・白・オレンジ」や「オレンジ・黄色・ピンク・緑・白」など様々あります。

 時代と共に、菱餅も変化をしているようですが、しかしながら、その真髄に存在するものは、女児の健やかな成長を願っての、ひな祭り、菱餅であったことは、いつの世にも変わらぬ願いであったのではないでしょうか。





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