・ウロン酸Uronic acid うろんさん
単糖類の誘導体で多糖体の構造単位としてUronic acid(ウロン酸)という。
糖の酸化により生ずる化合物で一般にアルデヒド基(R-CHO)をもつ単糖類のアルドースの第一級水酸基(-CH2OH)がカルボキシル基(-COOH)まで酸化の状態のアルデヒド酸でありウロン酸が多数結合したポリウロナイドはグルクロン酸(複合多糖類の成分)、マンノウロン酸(アルギン酸の成分)、ガラクトウロン酸(ペクチン酸の成分)等自然界に多く存在している。
健康に重要な成分として特にりんごなど果実の多糖類であるペクチン、昆布などの褐藻類の多糖類であるアルギン酸などに10~20%(乾燥重量)含まれる。
動物体内の解作用構に関与するといわれる。日本癌学会でウロン酸がガンに有用な成分との研究が宝酒造のバイオ研究所で発表してウロン酸を含む野菜や昆布などを長時間加熱し煮込むとウロン酸が化学変化をおこしDHCP(Cyclopentene:ジヒドロキシン・シクロペンテン)という抗ガン物質を生成するという。
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