・窒素Nitrogen ちっそ
1772年にイギリスのDanielRutherfordが発見した元素で大気の成分中1番多く78%(体積比)、地殻中の存在量は 20ppm。海水中には 0.5 μg/リットルを占める。無色透明、無臭の気体で水にわずかに溶け空気よりわずかに軽く燃焼しない。元素記号N、原子番号7、原子量 14.00674。それだけ吸うと窒息する成分にちなみ名前が付いた。
高温になると多くの元素と化合して、アンモニア、硝酸、尿素などの窒素化合物を作る。たんぱく質、無機化合物中に存在し鉱石では化合物として硝石(KNO3)、チリ硝石(NaNO3)に含む。
動植物の栄養を支配する元素でもあり動物ではたんぱく質の構成成分として重要。窒素(N)の安定同位体としてN-14(99.62%)、N-15(0.38%)が存在し、特にN-14がアミノ酸、たんぱく質の合成に重要な物質。
工業的に空気を液化して得られる。-196℃まで温度を下げることが出来液体窒素としてアイスクリームなどの製造に利用している。食品の酸化による変質防止に缶詰、瓶詰め、袋詰にヘッドスペースHeadspaceの空気を窒素ガスにして利用する。
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