・分岐鎖アミノ酸Branched chain amino acids ぶんきさあみのさん
バリン、ロイシン、イソロイシンの総称でいずれも必須アミノ酸で特有の苦味がある。側鎖の分子構造の形状が枝分かれしていることからBCAA(Branched Chain Amino Acids)、分岐鎖アミノ酸といわれる。
筋肉の収縮をつかさどる複合タンパク質のアクトミオシンActomyosinの組成はロイシン、イソロイシン、バリンで母乳に含まれるバリン・ロイシン・イソロシンの比率はおよそ1: 2:1で、 これに基づきその比率を2:1:1としていたが4:1:1として効力がより発揮できたとの説がある。
取り入れることで、たとえ運動をしない人でも筋肉の劣えを抑えるだけでなく、強くなることもわかっている。必須アミノ酸としての食物中のタンパク質のおよそ50%、人での筋タンパク質の35%を占める。
体内に取りこまれて筋肉内エネルギー源として利用し基礎代謝が上がり太りにくい体をつくる。運動をして筋肉を作り上げ運動直前に4~5g/1回に取るのが効果的だという。BCAAを含んだ栄養のバランスの取れた食事をすることによって均整の取れたダイエット(健康体)になり、より運動が激しいときに消耗するBCAAを補うことが必要であり筋肉痛、筋肉疲労に有効としている。また中枢性の疲労は、脳内のトリプトファンから合成するセロトニンの増加によって引き起こすといわれているがBCAAは、脳内へのトリプファンの取りこみを抑制することも知られる。
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