・苦木 Picrasma Wood/Picrasmae Lignum にがき
ニガキ科、山野に自生 し樹高約10mの落葉で大きな葉は互生し縁に浅い鋸歯の長卵形で小葉は対生からなる羽状複葉。雌雄異株で、4~5月にかけ黄緑色の小花を密につける。材は緻密で器具・細工物用いている。
枝、葉に強い苦味がある。6~7月の枝を切り樹皮を除いた部分の木部は白色で、これを日干し乾燥させ生薬で、苦木(にがき・くぼく)という。
苦味の成分はクァッシンQuassin(ニガキラクトンNigakilactone)で酸化したトリテルペノイドの類、アルカロイド(ニガキノンNigakinone)などを含み、苦味があり健胃として用いる。樹液を抗菌、殺虫剤の原料、材料としても用いる。
ご愛読いただきまして有難うございます。 よりよい情報をお届けしてまいります。