私の網膜(フィルム)に写るもの

そこに印象を添えて写し表わすのが写真?...音は好きなイメージで貴方が

「ぶっ壊れブルースナイト」

2007年05月20日 | 音楽
昨日のトラウマリス・プロデュース
〜 kawol's harmonic motion ~ 「ぶっ壊れブルースナイト」は
戌井昭人(鉄割アルバトロスケット)さんと
先攻はkawolさん。店内は満席で、立ち見状態。
(因にカウンター中央は、森山直太郎さん..ではありませんでした)


kawolさんの演奏が初めての女性も、思わず指がリズムを刻む。


night Bar なだけに、飲みたい! けど Driver は Cokeで我慢


先に壊れた(?)のは戌井さん...(お酒、飲み過ぎ?)
鶏が泣叫ぶかと思ったら、後ろから今度は犬?...本物でした。
(あんまりのリアルにか、けたたましさにか反応して...それが妙にタイミング絶妙で大爆笑!)


昨日の飛び入り主役 「戌」いや「パーカッション犬」
毛色もただものでないダルメシアン調のミニチュアダックス


at TRAUMARIS 六本木
 camera:RICOH Caplio G4wide

しなやかな強さ

2007年05月19日 | 
今朝寝起きに、愛犬がくわえていつものように渡してくれる新聞のコラムに目が行った。

乱歩賞・直木賞作家の藤原伊織さんががんで亡くなった。
古巣である広告業界を舞台とする最後の長編「シリウスの道」。
得意先の理不尽な要求を蹴った主人公らは入札に敗れる。
メンバーの一人が言う。
 「こんなに悔しくない負け方ははじめて経験した」
★性格は無頼派。会社員時代には好んでアウトローを登場させた。
二足のわらじを脱いだ後は逆に組織の中で自分の正義を貫こうとする人物を描き始める。仲間といい仕事をするために駆け回り、部下をかばい、マナー違反の顧客には断固正論をつきつける。溜飲を下げるサラリーマン読者も多かったかもしれない。
★昨年春、本誌の取材に「病気にかかったから治療しているだけ」と語った。悲劇を乗り越えて社会復帰する感動。病名を宣告されたとき、そんな物語にしたくないと思ったという。闘病という言葉の持つ勇壮な響きも嫌った。戦うべきものと、そうでないものと。美学はきっちりしていた。
★享年五十九、団塊の世代。年を追い筆はのり、言葉は洗練され、人物造形の厚みは増していた。病に対し「悔しくない負け方」ができたのだろうか。否、人生は勝ち負けではない。少なくとも他人に決められはしない。そんな答えが帰ってきそうだ。しなやかな強さとは何か。そんなことを考えさせる作家だった。
                  〜新聞コラムより〜

しなやかに、「コトバのちから」を使える作家
今日は図書館にでも繰り出そうかな...