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日常と日記
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今晩は落語。鶴瓶師匠とは関係ないけどブル松親分

2018-10-26 | 落語
昨日のクラシカロイドの再放送が「子犬のワルツ」の回だったんですよ。
いろいろこじらせたショパンがムジークでロイドたちを子犬に変えてしまう楽しい回です。
ベートーヴェン先輩、ブルドッグです。噛み付いたら離れない。ぴったりです。
優雅な白いボーターコリーがモツとか、とにかくみんなそれっぽい犬になるの。
問題はシューくんが一話の途中でなんか悩んだ末にどこかいっちゃっててこの回も出てこなかったことで、
シューくんファンとしてはちょっと悲しい思いしてたんですが、公式でのdボタンゲームで配布してくれたんですよ。
シューくんもちゃんと犬犬してました。
見たい方は再放送でもチャレンジできるみたいなのでどぞ
けどあれ。でけー。でけーよシューくん。子犬なの?




今日の夜はお友達と鶴瓶師匠の落語を聞きに行くんですが。
鶴瓶ちゃんといえば、先日柳家三三さんの落語、続きものの「任侠 流れの豚次伝」に出てきました。
これは三遊亭白鳥さんの創作落語で、全部で10話もある長い長い連作落語です

主人公「豚次」は家畜の子豚だったのですが、ふとしたことから養豚場から逃げ出します。
家畜の身に疑問を感じ、あしたのジョーが丹下ダンペイに出会ったがごとく戦いの師匠の狸に出会い、腕っぷしと男を磨き、どんどん強くなります。
上野動物園を支配するパンダ一家の支配下に入るのですが、そのパンダ親分のあこぎさに反乱を一匹で起こし、
最後は自分の巻き尻尾をぶちんと自分で切り落として「堅気ではない世界に入っていく」ところから始まるのです。
ちなみに登場するのはすべて動物で、堅気か、ヤクザです。
動物園はまあ任侠一家の「組」ってことですね


とても面白いですがなんか動物たちに「モデル」がいるみたいなんですよ。
わかる人にはわかるのかな。
で、先日「第五話 天王寺代官切り」を聞いたら、その天王寺動物園の親分がわかりやすく丹頂鶴の鶴瓶親分だったんですよ。
この親分はいい人で行き倒れそうな豚次を助けてくれるのですが、大阪府警の文字通り「犬」になって大阪中の公園を縄張りにして、入るものからみかじめ金を取り立てる悪いドーベルマン一家ってのに、殺されてしまうのです
なかなか血なまぐさいです。

清水のゴリ長親分が亡き今、実質けもの界の頂点だった「ひぐまも殺す」ドーベルマンのゴンゾウを豚次は「師匠のカタキ」と死闘の上殺します
血なまぐさいです

で大怪我をして血まみれになってふらりと豚次は消えていくんです。それが第五話。続く。



で、どーーーなったのーーーーー?
って思ってると六話が始まったんだけど、それがいわゆるサイドストーリーで、豚次のことを兄貴と慕うホルスタインの牛太郎が主人公。豚次の危機を聞きつけて兄貴への助太刀のため流山動物園から出立するところから始まります
牛太郎が戦うのは尾張名古屋の「ブル松一家」です。ブルドッグの親分。ま、強いです。でも馬鹿。
彼の一番の手下がラブラドールのラブ太郎。こっちはいきがるけど小物です。すごい馬鹿。


でね。ブルと聞くと描かずにはいられなかったのよ

さっと見たら閉じてくれると嬉しい。
こんな感じで描いてるし、落語自体は笑えるんだけど、かなり血なまぐさいです。任侠ものですからそんなものです。

七話と八話が来月で、チケットも取ってあるので楽しみでゲス。