えみくり情報

日常と日記
新刊・既刊通販、問い合わせなどのアクセスは「ブックマーク」からどうぞ

屋上の物置の鍵とモンゴメリ絶対主義

2018-10-27 | 日常
ちょっと前に台風の被害にあって、屋上がめちゃくちゃになって少しずつ片付けたりついでに綺麗にしてました
実は物置の鍵が、鍵穴に刺さりにくく回らなくなって開かなくなってて、
まあ差し当たって必要なものもないから後回しにしてたのね。業者さんも混んでるしと。

ところがここ数日ですごく寒くなって上掛けのフリース毛布と膝掛けが必要になってきたので
さて、どうしようかとネットで検索したら
「鍵が刺さりにくくなったり、動きにくくなったときは」
鉛筆の芯をカッターか何かで削って粉にしたものを穴から入れて、がすがす鍵を抜き差ししていればスムーズに周るようになります
とありました。
youtubeでは動画で説明までしてくれています

で、やってみたら、見事、鍵がするする回り、無事ドアも開いたので、もーーーネットの親切な人よありがとう!って感じです
さっそく毛布は天日干しして、さっき取り入れました。布団乾燥機にもかけて今夜はふかふかあったまって眠れます
幸せ



おやつにまたチーズケーキ焼いたのでアンのマグとコーヒーでおやつ。
先日買ったコーヒー、実りのブレンド、ほんとに美味しい。
秋限定らしいブレンドなのでもうそろそろ買えなくなるかもと思うんだけど、
冬は冬で美味しいのが出るかもなーって思ってます

赤毛のアンは、アニメも原作も子供の頃から今までずっと好きです
多分死ぬまで好き。
モンゴメリが好きです。けど最近やってた100分de名著は見ませんでした。
100分de名著は好きな番組で毎月テキスト買って楽しんでるくらいなんだけど、
なんつうか好きすぎて解釈違うと傷ついてしまうのでモンゴメリ関連の映像資料はなるべく見ないようにしています。
アボンリーへの道や、映画や、「アンという名の少女」とかもダメなんです。
カルピス劇場だけは大好きなんですが、それでもエミリーのエピソード(毒いりリンゴ事件)
混ぜたりするくらいなら「おばけの森」のエピちゃんとやれやと思ってるくらいです
あとアンとダイアナは一度たりとも酷い言葉を投げあったことないのに、アニメでは進学のとき揉めさせたりしている。
あれすごく嫌。
あのときダイアナは進学クラスに入らず、一人オーチャードスロープへの道をとぼとぼ歩いて帰り、その後姿をアンが寂しく見つめ
「どんなに仲良しでも二人の道が絶対に一緒というわけではないのだ」
と悟るっていう大人に一歩進むっていう素晴らしい描写があるのにな。
アンは実のところはぎゃーぎゃー騒ぐばかりの子供ではないんですよ。ちゃんと読めばね。

なんでだめなんだろう。ちょっとでもモンゴメリ自身の世界に他人のオリジナルが入るのがいやなのかなあ。

これに関してだけはモンゴメリ絶対主義の公式繊細ババアです。
あ、「花子とアン」も見ることが出来ませんでした。怖いんですよね。不思議です。


今日の落語は大好物の花魁話

2018-10-27 | 落語

モデルにしましたが、先輩はこんなこと後輩に言わないと思います。こんないけないワルな男ではないです。けどもし、万が一、先輩が窮地にこんなこと頼んだとしたら、後輩はきっと言うこと聞いちゃうと思う。
まさしくほれた弱み!!
可愛い彼氏に頼まれたらどんなことでも聞いちゃうやん!!




古典の「お直し」

これは事前説明がちょっと必要なお話で、「お直し」とは「延長しますかー?」のこと
花魁は線香1本燃え尽きる時間単位でいくら、という時間制でお客といちゃついてくんだけど、
外に控える若い衆が、たくさんお金を使わせるために、線香が消えそうになる前に
「(延長しますかーー)お直しですかーーー!!」って中に声をかけるのです。
客はせっかくのいいところを邪魔されたくないので「延長するする」って言っちゃう。
そしてどんどん花代をあげられていくわけです。


私は落語の花魁噺が大好きなんだけど、これもすごく好きです。

江戸は吉原から、大阪の新町に来た花魁。
美人なんだけど新町ではなぜかもてない。
客がつかずにお茶をひいてめそめそしてたら店のちょいといい男の若い衆に慰められて
そんで惚れちゃって、店内恋愛禁止なのに布団部屋とかでいちゃついてんのを店主に見つかって

けど新町のその店主わりといい人で
「そんなに好きあってるなら一緒にさせたるわー。そのかわりうちで二人とも働いて借金返して行きやー」
ってなる。人情モノですね。
ふたりは夫婦になり、元花魁は春を売るのはやめていわゆるやりてに。亭主はそのまま客引きに。
真面目に働いたのでそれなりに生活も楽になり借金も返せ、さてこれから、なんだけど
余裕が出来た途端旦那は遊びだすんですね。
せっかくこつこつ貯めたお金も全部使って、ばくちに女に、で案の定やばくなっちゃって
せっかくいい店だったのに二人ともクビに。さて。

とにかく男がもーーダメンズ。
辛いときに慰めてくれて優しくて、だから「愛いひと…」って惚れちゃってただでさせちゃう花魁はほんとにおばかちゃんです。
亭主は亭主で浮気するし、ばくちもするんだけど、やっぱり花魁のこと好きなんですよ。
とはいえそんな妻に客とらせようとする馬鹿なんですけどね
ヤキモチ焼かないでって約束は結局守れないし。
客と妻がいい感じになるたび
「お直しですかーーーー」
って叫んで邪魔するっつうすごい夫婦ののろけを聞かされたような気分になるお噺です
オチがちょっとわかりにくいので検索してみたら、やっぱり教えてgooとかでもいろんなひとがどういう意味どういう意味と聞いてた。
難しいよね。


鶴瓶師匠、今回も三題とも面白かったです
創作一つと古典二つ。三つ目の徂徠豆腐は志の輔さんのも面白かったけど、鶴瓶師匠のはまた違った味わい。
豆腐屋も徂徠先生も、もーーとぼけてて可愛くって参りました。

あーー面白かった。つるべちゃん大好き
目が笑ってないところもちょっと得体の知れないところもぜんぶ好き

いっぱい笑って免疫上がりました
風邪気味の里中さんも大笑いしてたので、風邪が良くなってるといいなあ


今回スポンサーがエースコックだったのでおみやげもらいました。
可愛い袋にスーパーカップ。
そしてお酒飲んで一杯食べて帰りました