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日常と日記
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愛と哀しみのシャーロックホームズ

2019-10-04 | 芝居

おぢろうの里中さんと見てきました

 

めっちゃ面白かった

もう三谷は見ないでいようと酸っぱい葡萄してたんだけど(チケット取れなさ過ぎて切れた)これは里中さんが取ってくれたので行けました

 

佐藤二朗さんに萌える日が来るとは思わんかった

シャーロックはよくある歪んだ天真爛漫形。ACみが強くて可愛くて好きな人は好きだろうなって

ただ三谷さんの世界ではおなじみの

「空気読めなくてやることなすこと悪気なく失敗してそれでも愛らしい」

キャラクターが今回は迫田孝也さんが演じるレストレード警部の独壇場だったんですよね

間合いよくてうまいしカツゼツよくてボケがきちんと決まって、最高に笑えたんですよ

可愛い、を全部持ってったです。歪みがない分わかりやすい。

そして佐藤二朗さんのワトソンがとにかく良かったのです。今まで見た佐藤二朗とは別人のような気がするくらい。

彼は本来こういうしずかな突っ込みタイプなのではないかと思います。ほんとに根っから信頼できるいい人って役がはまるはまる。

僅かな闇もあるのです。それを晴らす役目なのがシャーロックなのですね。そしてそんな闇があっても結局どうしても「いいひと」。シャーロックですら好きにならずにはいられない気のいい優しいいいひとなんです。

これぞ俺たちのワトソンだ!!

素敵なコンビでした。愛と哀しみとはうまくつけたものだと思いました

しかしこの二人はだれがやっても萌えるバディなんだなー。まさか佐藤二朗さんで…こんなに…萌える、とは

 

あとマイクロフトもハドソン夫人もそして依頼者ヴァイオレットも全員が愛らしくて、みんなうまい。

内容としてはいろんな謎。謎、謎をシャーロックがすねながらふてくされながらも解いていく。楽しいです。

ひとつ。スコーンの焼きたてをオーブンからとり出してすぐにつまみ食いできないことなんかは、作ったことがある人でなくてもわかるので、ここは謎ときとしては弱かったかな。

そんなもん素手で盗んで丸呑みできる人はいません。面白かったけどね。

スコーンは当時まだイギリスでは「スコットランドから来たよくわからない食べ物」であるって設定もベタなほどにわかりやすく説明するくだりもあったし。これには「へーーーー」でした。もう超昔からイギリスには普通に存在しているものだと思ってた。


 

それにしても迫田孝也さんはイイですね。真田丸で知った人ですが、ほんとにうまいし可愛い。発音が綺麗です。はきはきした気のいいそのくせこずるいお馬鹿ってほんとに笑えます。素晴らしかった。

コメディもっとでてほしい。間合いが最高でした。