遠藤雷太のうろうろブログ

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ドストエフスキー『罪と罰』(130P~160P )

2025-03-03 22:59:46 | 罪と罰

 

 

2025/3/1

まだまだ序盤だけど、ついにラスコーリニコフが事件を起こす。

何が起きるかは知っていたのに、おまけがついていて、結局驚いてしまった。罪の上塗り。

でも、ここまで読む限り動機がよくわからない。

金を盗もうとしていたのはわかるけど、そこまでの執着が感じられない。

金目のものなんて盗んでも換金時にバレそうだし。

19世紀末のロシアの話だから、今の日本人の感覚と比べれば、死や人を殺すことが身近にある世の中ではあると思うけど、それにしても。

単に自覚無く精神が病んでいるのかもしれない。妹の婚約者がかなりストレスになっていたようだし。

あとは「意図せず準備ができてしまった」というのが、無視できない要素だったような感じ。

千載一遇のチャンスという幻想。

リザヴェーダの人生の人生に思いをはせつつ、ここらで登場人物を一回整理しておく。

文字数オーバーしているけど、仕方ない。

○ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ:本編の主人公の。母親からはロージャと呼ばれている。

○プリヘーリヤ・ラスコーリニコフ:ラスコーリニコフの母親。

○アヴドーチャ・ロマーノヴナ(ドゥーネチカ):主人公の妹。

○ナスターシャ:ラスコーリニコフの住む下宿の女中。

○アリョーナ・イワーノヴナ:質屋の老婆

○リザヴェータ・イワーノヴナ:アリョーナの義理の妹。35歳。

○マルメラードフ:九等官。官吏崩れ。酒場の酔っ払い。

○カテリーナ・イワーノヴナ:マルメの妻。怖い。

○ソーニャ・セミューノヴナ(ソーネチカ):マルメの娘。娼婦。

○カペルナウモウ:仕立屋。ソーニャが住まわせている。

○レベジャーニコフ:ソーネチカを侮辱してカテリーナを殴った。

○アマリヤ・フョードロヴナ・リッペヴェフゼル:マルメ家が住む家の家主。

○イワン・イワーノヴィチ:マルメの話題にした五等官。

○ダーリヤ・フランツォヴナ:性悪のゴロツキ女。

○イワン・アファナーシエヴィチ閣下:マルメにとっては神のような御方。

○セミョーン・ザハールイチ:たぶんマルメのこと。

○コーゼル:錠前屋。金持ち。

○プラスコーヴィヤ・パーヴロヴナ:ナスターシャ曰く、ラスコーリニコフを警察に訴えようとしているらしい。

○アファナーシイ・イワーノヴィチ・ワフルーシン:商人。ラスコーリニコフの母に金を貸した。

○ドゥーニャ:ドゥーネチカ。ラスコーリニコフの妹。家庭教師もしていて浮気の冤罪をかけられた。

○スヴィドリガイロフ:ドゥーニャを乱暴に扱った挙句、言い寄ってきた。のちに反省。

○マルファ・ペトローヴナ:スヴィドリガイロフの妻。ドゥーニャの悪評を広める。のちに反省。

○ピョートル・ペトローヴィチ・ルージン:ドゥーニャの婚約者。七等文官。45歳。財産を抱えている。

○ラズミーヒン:ラスコーリニコフの大学のころの友人の一人。ワシーリエフスキー島にいる。

○ミコールカ:ラスコーリニコフの夢に出てきて馬車の馬に乱暴する御者。

○ポコレフ:ラスコーリニコフにアリョーナの質屋を教えて、ハリコフに帰った。

コメント
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