2024/12/16
・クリスマス時期に複数の男女が概ねカップルになる話。
・各人の出会いとその関係性を描きつつ、それぞれのエピソードがふんわり関係しあうおしゃれな構成。
・出会いは素晴らしいと臆面なく歌い上げる話でもある。
・世の中はそんなに単純なものではないけど、クリスマスだし、フィクションなんだし、たまには無邪気に世の中を肯定していこうという意気込みを感じる。
・構造そのまま真似して別の何かを作れたらよいけど、日本人でやると生活感が強くなりすぎそう。
・庶民的な首相。アメリカに毅然とした態度をとることで人気が出る。ということは、現実の首相はそういうことができてないということなのか。
・セックスシーンの段取りを確認しながら世間話をする二人の独特の距離感が好き。全体的にほどほどに下品なのはいいバランス。
・セックスしたいだけでアメリカに行ってしまう若者のエピソードだけ極端に雑。
・老ロックスターの人生がそんなに悪いものじゃなくてよかった。ちゃんと話に絡んでいたのもよかった。
・賢そうな子供がダメな老人を冷ややかに見るシーンは大体おもしろい。結果、気づきを得ているんだから本当に賢い。ダメな老人にも役割があるのは希望を感じる。
・ドラム叩きながら演技できている。演者も賢かった。
・首相の熱愛おひろめ会やプロポーズ大名行列。クライマックスに向けて、とにかく盛っていく方針は嫌いじゃない。
・仲介役の家政婦の人選があざとい。
・親友のために気持ちを押し殺す彼。切なさに味わいがあるのに、終盤の行動で距離を感じる。夫がバカっぽく見える。
・浮気がバレそうになるところ、何か良い意味で裏があると思ったけど、特になかった。奥さんかわいそう。
・浅はかな性欲男子はいい思いをして、浮気されたとか、病気の家族がいるとか、そういう人には特に救いがないように見える。そういう話じゃないだろうに。
・見せ方の問題だと思うけど、奥さん亡くなった夫、次に行くの早いなと感じてしまう。身代わりっぽい。
・色んな愛のかたちを見せられる群像劇だし、実際に色んな続柄の人がいるわりに、全部似た感じに見えてしまうのはなぜなんだろう。
・自分がこの作品世界にいたら、たぶんダンスに誘われた人のグラスを預かってあげる係だなということはわかる。
・(一部の人たちの)愛は尊いという話だと感じたのはひねくれすぎだろか。
・Wikipediaがよく整理されているように見える。もうちょっと詳しく知りたい。
(U-NEXT)