野尻湖にてワカサギ釣り
1月25日に今年初めて行ったナイトアジングは、あたりすらまったくなく、やはり水温が低いと何しても駄目だと気付かされた。
そこで、以前から気になっていた長野県野尻湖でのワカサギ釣りに出かけた。
一昨年、初めて行った赤城大沼は氷上の穴釣りなので、遊漁券代しか料金はかからないが、交通費などを考慮すると野尻湖のドーム船料金(遊漁券込で4,500円)と比べるとそれほど差がない。それに、赤城大沼への道路は凍結しており大変怖い思いをした。
しかもその時の釣果は3匹…
極寒の運転と釣りの対価が3匹では、割に合わなすぎる。腕も悪いのであろうが…
そこで、1月28日金曜日に野尻湖に向かった。
前日夕方に予約の電話を「野尻湖マリーナ」へかけると、現在2名の先客がおり私含め3名という。
出船が8時なので7時30分までに受付を済ませてほしいということなので当日は5時に家を出た。
あいにくの小雪だが、寒いほうが釣れるのではと根拠のない期待を胸に車を走らせた。
道中本降りの区間もあり車線も雪で白くなっていたが、今年変えたスタッドレスは雪を噛み安心して運転できた。
スタッドレスタイヤは経年劣化するので溝があっても早めの交換をしておいたほうがよい。
7時過ぎに「野尻湖マリーナ」へ到着し受付を済ませると、本日5名の釣り客での出船になっていた。
コロナで20名の乗船人数が14名に縮小されて各釣座もパーテーションで区切られていた。
8時丁度に出船し、ポイントまで連れて行ってもらえる。
各船宿さん独自のポイントへ一斉に飛び出すさまは、大間のマグロ漁師のようだ。
船頭さんが一日付きっきりでいるため、魚影がなくなると別のポイントまで移動することもあるそうだ。
幸い私が釣行した日は、ポツポツと群れが入っていたので移動することはなかった。
ドーム船には、ストーブがあり服装は普段着で構わない。お湯も用意されていてカップ麺を食べていらっしゃる方もいた。トイレも完備され男性用と女性用があり、喫煙スペースもあった。
いたれりつくせりだが、出船してから終了の午後3時まで缶詰状態なので私には、少々きつかった。
あぐらで同じ場所に座り、竿を眺めるのは私には修行のようで、足は痛くなるし頭も痛くなった。
釣果は137匹と私としては上出来!
棚は終始ベタ底24m付近、まれに22m前後に群れが入ることもあるがそれは一瞬。
サイズは、小さくあたりはあるものの乗せきれない。巻き上げて取り込む寸前に逃げられることも多数。
針は1号と1.5号を使用していたが、大きいのはまれにかかるが小さいのが多数なので、数を釣りたい方は0.5号にしたほうが良いと思われる。当然餌も小さめ。白サシと紅サシの違いはないように思われた。多点掛けはまれで、24mの水深があるので電動リールは必須。
あと、常連の方は折りたたみの椅子を持ち込んでおられた。座椅子に座布団で7時間は、相当な体力と精神力が必要。船内が温かいために窓ガラスは曇り、外の景色で気を紛らわすことも不可能なので未熟者の私には辛かった。
帰宅し天ぷらにして食べたのだが、かつて見たこともない量に網ですくってきたのかと揶揄されもした。
往復4時間、7時間のドーム船は、想像以上に過酷で体中が悲鳴を上げ早々に就寝した。
今年立てた目標
「アジ100匹」
「鮎 100匹」
「ワカサギ100匹」→137匹 目標達成
「イカ 10杯」
この内の一つをクリアできたので幸先の良いスタートが切れた。
まったく釣りには関係ないのだが、船内に流れていた信州ラジオがとても面白く乗船客一同笑いが起きた。内容が面白いとかではなく、信州の一般視聴者の方々が個性的でおもしろいのだ。
視聴者参加型の電話大喜利に、呂律がまわらない90近いおじいちゃんが、「ここに電話すると10万円もらえるんですか?」などと普通に話しかけてくる。MCも「この電話は現在使われておりません。」と話し通話を切る。このおじいちゃんが年金詐欺とかに騙されなければ良いと願うばかりだが、その後も、おじいちゃんおばあちゃんが続々と参加されていた。
長野県人恐るべし…