作家の、村上龍さんの対談集です。
対談のお相手は、山田詠美、坂本龍一、戸田奈津子、…淀川長治、蜷川幸雄、石原慎太郎…などジャンルに関係ないいろんな方々です。
私は、宮本輝(作家)、淀川長治(映画評論家)、泉谷しげる(歌手)、荒木経惟(写真家)…との話が、特に面白いな、と思いました。
以下は、抜粋です。
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淀川…青年の作家だと思ったら、谷崎(潤一郎)が好きだというでしょう。面白いな。谷崎さんの作品を、絶対、映画にしてもらいたい。谷崎さんの全部見たけど、どれも気に入らなくて。…
村上…そうですね。ただ、今の映画人は貧乏ですからね。…貧乏くさい感性じゃ、、谷崎さんの作品は絶対分からないですね。
淀川…そう。気持ちが貧乏だから「細雪」でもヘンなのよ。…
村上…着飾った四姉妹を並べて撮ったりしていますね。
淀川…あんなバカな事をしてもらったら困る。「細雪」というのは、娘さんが玄関で、風呂上りの指先でウサギの耳を触る。あれが「細雪」なのよ。あんな着物着て、桜の下に並んだりしないよ。そういうところが、いやらしいの。
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私は、谷崎潤一郎、という作家を知らなかったのですが、この対談を読んでいて、読んでみようかな?という気がしてきました。
…そしたら、最近なんとはなしに買った「小説現代」という雑誌に、「細雪」に関する詳しい解説が…!!(少々おふざけ気味の解説でしたが、なかなか面白かった)
おぉ、これは私に「読め!」…という事ですか?!
何時になるか分かりませんが、読んでみたいと思っています。
ちなみに、「現代小説」のような、分厚い文芸雑誌は普段はほとんど手に取らない私です。
ホントは「クロスビート」(音楽雑誌)を買いに行ったのですが、お目当ての”R.E.M.日本公演の記事がたったの二分の一ページしかなく、心底がっかりし(もうちょっと載せてくれてもいいのに…)、買わずに立ち読みしてしまいました。
クロスビートの代わりに買ったのが「小説現代」です。





対談のお相手は、山田詠美、坂本龍一、戸田奈津子、…淀川長治、蜷川幸雄、石原慎太郎…などジャンルに関係ないいろんな方々です。
私は、宮本輝(作家)、淀川長治(映画評論家)、泉谷しげる(歌手)、荒木経惟(写真家)…との話が、特に面白いな、と思いました。
以下は、抜粋です。
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淀川…青年の作家だと思ったら、谷崎(潤一郎)が好きだというでしょう。面白いな。谷崎さんの作品を、絶対、映画にしてもらいたい。谷崎さんの全部見たけど、どれも気に入らなくて。…
村上…そうですね。ただ、今の映画人は貧乏ですからね。…貧乏くさい感性じゃ、、谷崎さんの作品は絶対分からないですね。
淀川…そう。気持ちが貧乏だから「細雪」でもヘンなのよ。…
村上…着飾った四姉妹を並べて撮ったりしていますね。
淀川…あんなバカな事をしてもらったら困る。「細雪」というのは、娘さんが玄関で、風呂上りの指先でウサギの耳を触る。あれが「細雪」なのよ。あんな着物着て、桜の下に並んだりしないよ。そういうところが、いやらしいの。
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私は、谷崎潤一郎、という作家を知らなかったのですが、この対談を読んでいて、読んでみようかな?という気がしてきました。
…そしたら、最近なんとはなしに買った「小説現代」という雑誌に、「細雪」に関する詳しい解説が…!!(少々おふざけ気味の解説でしたが、なかなか面白かった)
おぉ、これは私に「読め!」…という事ですか?!
何時になるか分かりませんが、読んでみたいと思っています。
ちなみに、「現代小説」のような、分厚い文芸雑誌は普段はほとんど手に取らない私です。
ホントは「クロスビート」(音楽雑誌)を買いに行ったのですが、お目当ての”R.E.M.日本公演の記事がたったの二分の一ページしかなく、心底がっかりし(もうちょっと載せてくれてもいいのに…)、買わずに立ち読みしてしまいました。
クロスビートの代わりに買ったのが「小説現代」です。




