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「トリツカレ男」  いしいしんじ  BILLKEN BOOKS

2005年08月25日 | ’05年読書日記
少し前に、「つらい事を現実感たっぷりに書かれると重い感じがする」…てな事を書きましたが、このお話の作者は、少し悲しい要素の入ったお話を、半分ファンタジーのような童話のようなオブラートにくるんで聞かせてくれます。
…なので小心者の私にも読みやすく、すらすらと読み進められました。

ジュゼッペは、ある女の子にとりつかれてしまうのですが、それでは普通の恋物語じゃないかと思いましたが、ジュゼッペの、その女の子に対する”愛情”ははんぱじゃなく、さすがは”トリツカレ男”!!と思いました。

最後のほうに、「いざという時に度胸が据わるうんぬん…」という箇所がありましたが、そういう人ってカッコイイな、と思いました。
ふだん小心者&ボケッとしてても、いざという時に度胸の座った人間になりたいなー!






コメント (2)
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