主人公は、自分の理想にのみ従って恋愛ごっこをする。
相手の痛みも、相手の都合も、自分の自然な感情もそっちのけで。
…と、私は読みはじめから思ってしまい、主人公が好きになれなかった。
アマゾンの紹介文に、
”内容(「BOOK」データベースより)
情熱を長びかせ、永遠のものにする秘訣を、彼女は僕よりも知っていた…。パリのベストセラー、大人の恋愛小説。
内容(「MARC」データベースより)
両親のあまりにも放埒な性生活や、フィアンセの親たちの悲惨な関係に愛想が尽きた主人公は、自分の恋人への愛を不動のものとするため、純潔を守ろうとする。著者自身により映画化された、大人の恋愛小説。*”
…とありますが、私はこれは、大人の恋愛小説とは思わなかった。
最後に主人公が取った選択は、大人のものだとは思ったけれど。
とにかく、この主人公、相手の気を引いたり突き放したりの小細工ばかりがうまく、そのくせ優しさとか人間らしさとかに欠けていて、読んでいてなんだか嫌な気分になってしまった。
アレクサンドル・ジャルダンの小説では、前に読んだ「ぼくの小さな野蛮人」のほうがまだ良かったように思います。
相手の痛みも、相手の都合も、自分の自然な感情もそっちのけで。
…と、私は読みはじめから思ってしまい、主人公が好きになれなかった。
アマゾンの紹介文に、
”内容(「BOOK」データベースより)
情熱を長びかせ、永遠のものにする秘訣を、彼女は僕よりも知っていた…。パリのベストセラー、大人の恋愛小説。
内容(「MARC」データベースより)
両親のあまりにも放埒な性生活や、フィアンセの親たちの悲惨な関係に愛想が尽きた主人公は、自分の恋人への愛を不動のものとするため、純潔を守ろうとする。著者自身により映画化された、大人の恋愛小説。*”
…とありますが、私はこれは、大人の恋愛小説とは思わなかった。
最後に主人公が取った選択は、大人のものだとは思ったけれど。
とにかく、この主人公、相手の気を引いたり突き放したりの小細工ばかりがうまく、そのくせ優しさとか人間らしさとかに欠けていて、読んでいてなんだか嫌な気分になってしまった。
アレクサンドル・ジャルダンの小説では、前に読んだ「ぼくの小さな野蛮人」のほうがまだ良かったように思います。