クリスマス前の中国語講座の帰り、老师オススメの映画を見てきた。
中国映画「シスター 夏のわかれ道(原題:我的姐姐)」。
夜の上映だったので、先に夕食をすませるべく
想吃担担面さんで、オリジナルの金胡麻担担麺を食べて気分を盛り上げw
胡麻の風味がとても美味しかった♡
映画館に行ったら若い人が多くて、
んー、でもこれは「我的姐姐」の人じゃないっぽい・・・
やっぱり。同時刻の「すずめのナントカ(オィ!)」でした。
「我的姐姐」は年齢層高くて、人少ねー。
老师からの前情報は二つ、
・主役のチャン・ツィフォン(張子楓)が子役上がりでとても演技が上手いこと
・ちょっと泣けるストーリー
わたしの個人的ミッションは、もちろんセリフの聞き取り!
話の筋は読めるので、そんなに驚く展開はないけど
心に沁みるシーンがいくつもある。
中国の一人っ子政策の弊害
儒教的家父長制に縛られる人々、特に女性の人生
揺れ動く姉弟の心の変化や行動に、自分ならどう選択するだろうと考える。
弱冠21歳のチャン・ツィフォンの演技が素晴らしく、
老师情報のちょっと泣けるは嘘、めっちゃ泣けるに訂正して。
近くの席の老婦人が終盤ずっと泣いて鼻をズビズビ言わせてたので、
そっちが気になって私が大泣きするまでに至らなかったよ。
マスクはベショベショになったけど。
----------------------------------------------------------------------------
聞き取りは案外できた。
反復疑問文をたくさん言ってるなあ、とか
弟の絡む会話は文が短いのと、話すスピードがゆっくりなので聞きやすい。
両親の死によって一緒に暮らし始めた姉弟
今まで通りの暮らしでないことに苛立つ弟が言う。
「爸爸妈妈呢」(パパとママはどこなの)
ここ、学習ポイント。唐突に出てくる”呢”=”在哪儿”。
自分の勝手にできない弟が姉に
「爸爸说家里东西都是我的。你必须听我的说」
(この家のものは全部僕のものだってパパが言った。だから僕の言うことを聞け)
生意気なことを言われて頭にきた姉は、家の権利書を見せて
「这个房子是我的。我想卖就卖,我不想卖就不卖。这是我的,知道嘛。」
(この家はわたしのもの。売りたければ売る、売りたくなければ売らない。これはわたしのものなの、わかる?)
反撃できない弟はつばを吐きかけ(中国人あるあるw)、頭にきた姉は
「这是我的房子!你小孩怎么这样啊!」
(これは私の家なの!どうしてこの子はこうなの!)
と怒り狂う。
このあたり、両親の死で突然姉弟になった二人の苛立ちがよく出ていると思う。
姉が朝ごはんに食パンを出すも弟は拒否、いつもママが作ってくれた
「我想吃肉包子」(肉まん食べたい!)
この場面、弟がクソ憎たらしいが、あまりに言い続けるのでこっちまで肉まん食べたくなるw
姉におんぶしてもらって帰る道すがら弟が言う。
「你跟妈妈一个味道」(ママの匂いがする)
パパの車を見たと走って探す弟に、姉が現実を告げる。
「他们已经死了」(聞いて。パパとママは死んだの)
次第に心を通わせるようになる姉弟だが
・・・・と後はネタバレになるのでここまで。
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中国の話なんだけど、日本でも無いとは言えない家族の関係や
女性の置かれる立場や人生の選択など、色々考えることもある。
中国のアカデミー賞と言われる金鶏奨で助演女優賞を受賞し、社会現象にもなった感動作。
もっと日本の人にも見て欲しい映画だと思う。
映画「シスター夏のわかれ道」公式サイト
中国映画「シスター 夏のわかれ道(原題:我的姐姐)」。
夜の上映だったので、先に夕食をすませるべく
想吃担担面さんで、オリジナルの金胡麻担担麺を食べて気分を盛り上げw
胡麻の風味がとても美味しかった♡
映画館に行ったら若い人が多くて、
んー、でもこれは「我的姐姐」の人じゃないっぽい・・・
やっぱり。同時刻の「すずめのナントカ(オィ!)」でした。
「我的姐姐」は年齢層高くて、人少ねー。
老师からの前情報は二つ、
・主役のチャン・ツィフォン(張子楓)が子役上がりでとても演技が上手いこと
・ちょっと泣けるストーリー
わたしの個人的ミッションは、もちろんセリフの聞き取り!
話の筋は読めるので、そんなに驚く展開はないけど
心に沁みるシーンがいくつもある。
中国の一人っ子政策の弊害
儒教的家父長制に縛られる人々、特に女性の人生
揺れ動く姉弟の心の変化や行動に、自分ならどう選択するだろうと考える。
弱冠21歳のチャン・ツィフォンの演技が素晴らしく、
老师情報のちょっと泣けるは嘘、めっちゃ泣けるに訂正して。
近くの席の老婦人が終盤ずっと泣いて鼻をズビズビ言わせてたので、
そっちが気になって私が大泣きするまでに至らなかったよ。
マスクはベショベショになったけど。
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聞き取りは案外できた。
反復疑問文をたくさん言ってるなあ、とか
弟の絡む会話は文が短いのと、話すスピードがゆっくりなので聞きやすい。
両親の死によって一緒に暮らし始めた姉弟
今まで通りの暮らしでないことに苛立つ弟が言う。
「爸爸妈妈呢」(パパとママはどこなの)
ここ、学習ポイント。唐突に出てくる”呢”=”在哪儿”。
自分の勝手にできない弟が姉に
「爸爸说家里东西都是我的。你必须听我的说」
(この家のものは全部僕のものだってパパが言った。だから僕の言うことを聞け)
生意気なことを言われて頭にきた姉は、家の権利書を見せて
「这个房子是我的。我想卖就卖,我不想卖就不卖。这是我的,知道嘛。」
(この家はわたしのもの。売りたければ売る、売りたくなければ売らない。これはわたしのものなの、わかる?)
反撃できない弟はつばを吐きかけ(中国人あるあるw)、頭にきた姉は
「这是我的房子!你小孩怎么这样啊!」
(これは私の家なの!どうしてこの子はこうなの!)
と怒り狂う。
このあたり、両親の死で突然姉弟になった二人の苛立ちがよく出ていると思う。
姉が朝ごはんに食パンを出すも弟は拒否、いつもママが作ってくれた
「我想吃肉包子」(肉まん食べたい!)
この場面、弟がクソ憎たらしいが、あまりに言い続けるのでこっちまで肉まん食べたくなるw
姉におんぶしてもらって帰る道すがら弟が言う。
「你跟妈妈一个味道」(ママの匂いがする)
パパの車を見たと走って探す弟に、姉が現実を告げる。
「他们已经死了」(聞いて。パパとママは死んだの)
次第に心を通わせるようになる姉弟だが
・・・・と後はネタバレになるのでここまで。
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中国の話なんだけど、日本でも無いとは言えない家族の関係や
女性の置かれる立場や人生の選択など、色々考えることもある。
中国のアカデミー賞と言われる金鶏奨で助演女優賞を受賞し、社会現象にもなった感動作。
もっと日本の人にも見て欲しい映画だと思う。
映画「シスター夏のわかれ道」公式サイト
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