今日死んだとします。あなたの身の回りは大丈夫ですか?~
『遺品整理屋は聞いた! 遺品が語る真実』
吉田太一著 青春新書、730円(税別)
吉田太一:全国初の「遺品整理」専門会社・キーパーズ代表取締役。
1964年7月18日、大阪市生まれ。
遺品:死者の残した品物。
自己2番目の速さ、2日で読み終える。
遺品の主には、幸せに人生を全うした方々ばかりではない。自殺・孤独死された方々もいる。
彼らの遺族が、著者の会社に仕事を依頼する。
それらを、幾つかの事例に分けて記されている物。
当然、仮名でその他の正体のわかるような記載はない。
しかし、自分の隣のアパートで起きたことならわかるかもな。
内容については、世相が強い、携帯関係の物が印象的。
頑固な老人が独居死をされて、遺族にとって携帯のメールが唯一、老人の生活を偲べるものだった記事。
その反対に、平穏無事な家庭生活を送っていた男性の突然死。和やかに進む遺品整理、
そこへ、会社の同僚がロッカーにあった個人の遺品を・・・・・
その中の、携帯が修羅場を生む。待ち受け画面には、○人と思われる女性との2ショット。
嫁さんが、それを見たとたん空気は変わり修羅場に。
携帯を床にたたきつける嫁さん。結果、この事がすべてのデータを失い、詳細が判らず、ある意味幸いだったかも。
しかし、この場面で会社の同僚はKYだね、なぜ、ロッカーに携帯がとか・・
幸い、オヤジは1台しか携帯は持っていないし、携帯の中身を見られても、後ろめたいことはないし・・・・・
みなさん、携帯のデータにはご注意を。