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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

マンボウ

2019-03-15 23:00:12 | 日記
「ウシマンボウ」

2018/6/9(土) 午後 2:34

私は魚類の中ではマンボウを観るのが好きなのだが、というのも、今から10年くらい前に、千葉の鴨川シーワールドで、かなり大きい(当時は「国内最大」とあった)マンボウが水槽の中でふわりと漂っている姿を目にして、結構その異様な姿に感動を覚えたことが今でも「感動」ベスト10の中に入っているという、ただそれだけの理由からである。


そのとき目にした個体はかなり大きかったのだが、WIKIで調べると、マンボウは最大全長333センチメートル(要するに3.3メートル)体重2.3トン。現在生息している世界最大級の硬骨魚のひとつ、とある。大型個体は「ウシマンボウ」である可能性がある、とも書かれている。


何に驚いたかといえば、そのすごく変な姿に驚いたのだ。殆ど、魚の顔に尾ひれと背びれ、腹びれがついているような姿ですよね。見慣れてしまうと変ではなくなるのだが、その時目にしたマンボウは「魚の顔」が浮いているという印象だったのだ。


北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」で「マンボウ」の挿絵があったのを昔読んで目にしていたが、本当にあの通りの姿だったのだ、という感動。


マンボウは遠洋だけではなく、日本近海にも生息しており、ミトコンドリアグループ3種(A/B/C)の内の、Bグループが日本近海のものなのだそうだ。Bグループの標準和名はまさしくただの「マンボウ」。一時期は形態分類で33種もの属があると思われたが、ミトコンドリア解析で3グループしかなかったということがわかったようだ。


水の中の生き物に癒されるのは、彼らは「生きている」ことそのものが「生きていること」の目的のような存在だからでしょうか。シンプルライフですね。マンボウはあまり活発に動かないで、殆ど漂いながら捕食して生きているというのだから、海というのは偉大ですね。


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