2018/4/24(火) 午後 8:22
「第二次世界大戦を巡る海外の議論」というタイトルで、ドイツ人達が以下のようなことをネット上で述べているサイトを目にしました。なかなか鋭い分析だと思います。
引用サイト:http://hakkou-ichiu.com/archives/11529
要約すると、
意見① 日本がアメリカを攻撃せずドイツと共にソ連を挟撃していたら枢軸国が勝利していた
日本は偉大な同盟国だったが、ドイツと日本は同じ戦場で直接手を携えて戦ったをわけではなく、緊密な連絡をとっておらず、それぞれ独立して連合国と戦っていた。そのせいで負けてしまった。もし日本がアメリカではなくヨーロッパ戦線でドイツを支援してくれていたなら、多分連合国は負けていただろう。
ドイツ軍は世界最強の3カ国と3方面で同時に戦わなければならなかった。しかしもし日本のような心強い同盟国がヨーロッパにあったなら、おそらく状況は違っていた。ソ連は敗北寸前だったし、フランスとポーランドはすでに敗北していた。それに英国もアメリカの支援なしにはなにもできなかったのだから‥。
日本がアメリカを攻撃したのが決定的な間違いだった、当時、太平洋戦線ではアメリカ以外、日本にとって脅威となる国はなかったのだから。日本がアメリカを攻撃しなかったら、枢軸側はヨーロッパ戦線で勝利していただろう。
日本はソ連を攻撃することでドイツを助けることが出来た。当時、ドイツ軍はモスクワまであと20KMのところまで迫っていた。フランスや英国などは事実上の敗北状態だった。アメリカが介入しなければヨーロッパ戦線はドイツの勝利で終わっただろう。もし、日本とドイツがソ連を挟撃し、打ち破っていたなら、我々はアメリカに集中できたはずだ。しかも最先端の軍事技術をもつドイツは原爆も開発できていただろう。そうなれば我々はアメリカにも勝っていただろう。
意見② 日本がアメリカを攻撃した要因
日本がアメリカに宣戦布告したのには多くの要因がある。その一つが経済制裁だ。アメリカは日本に対し石油などの輸出を禁じた。それは日本軍のアジア侵略への制裁措置だった。資源の枯渇は日本にとって死活問題だった。日本軍がアメリカへの奇襲攻撃を計画したのはそれがきっかけだ。
ドイツも日本も国際共産主義者のネットワークに操られていた。彼らの目的はイスラエルの建国と共産主義の拡大だった。たとえば日本の場合、尾崎秀実というスターリンの息のかかったスパイが政権中枢に入り込んでいた。彼らはいわゆる敗戦革命論者で、日本を敗戦に導き、その隙をついて共産主義革命を引き起こそうと考えていた。(ゾルゲ事件)
穏健な民族主義者を装い、政権中枢に入り込むことに成功した彼らは日本をソ連ではなくアメリカを攻撃するようしむけた。こうした筋書きの背後にはスターリンがいたし、ルーズベルト、チャーチルも、第二次世界大戦のシナリオを書いたのは彼ら。
意見③ ドイツは資源の枯渇でいずれにせよ負ける運命だった
そもそも枢軸国は十分な資源がなく(戦闘機も戦車も多くはつくれなかったから)枢軸国が負ける運命は最初から決まっていた。
連合軍がドイツに勝てたのはドイツの資源と兵力が枯渇してしまったから。ドイツの装備:戦闘機のメッサーシュミットや戦車のヤークトティーガー、V型ミサイルなどドイツ軍の装備は当時、世界最高レベルだった。これらの兵器が十分な数だけ生産できていれば連合軍といえど到底敵うものではなかっただろう。
歴史家は、バトル・オブ・ブリテンで電波塔や飛行場を爆撃しなかったのがドイツ軍の失策だったと指摘している。降伏寸前まで追い込まれたが、英国は間一髪のところで空軍を立て直すことができた。それでドイツ空軍を追い払うことができた。
意見④ ドイツが負け、連合国がファシズムを打ち破ったことはよいことだった。しかし・・・
日本とドイツは両国とも狂った政府を持っていた。 両国とも軍国主義国家で、多くの戦争犯罪を犯した。
意見⑤ ドイツと日本だけが戦争犯罪国なのか?
その100年前の英国は、同じくらいひどい戦争犯罪を行っていたんだが‥。
今のアメリカはどうなんだ? いまでもなお戦争犯罪を行ったのは世界でドイツと日本の二カ国だけだというような風潮があるが、それはどうしてなんだ?
以上、引用サイトの議論を大きく5つの意見に分けてみました。
コメント
歴史は、勝利した側が作ったものですから、結局、敗戦国は戦争犯罪のレッテルを貼られてしまうのですね。
しかし、サッカーの試合でわかるように日本人は勝っても負けてもきちんと観覧席周りの清掃・後片付けをします。
戦争そのものが大量殺人する犯罪ですから敗戦国だけを犯罪呼ばわりするのは欧米人的な発想でしょう。日本が戦勝国であればきっと清算して白紙に戻すでしょう。少なくとも負けた側だけを戦争犯罪者とは呼ばないと思います。
2018/10/25(木) 午後 10:54 泉城
> 石田泉城さん
まさに「歴史は、勝利した側が作ったもの」ですね。ですが日本は第二次大戦で敗戦国になったために得たものもあったと思いたいですね。私ももし日本が戦勝国であったとしても敗戦国を戦犯国呼ばわりはしなかったと思います。
2018/10/26(金) 午前 1:04 kamakuraboy
「第二次世界大戦を巡る海外の議論」というタイトルで、ドイツ人達が以下のようなことをネット上で述べているサイトを目にしました。なかなか鋭い分析だと思います。
引用サイト:http://hakkou-ichiu.com/archives/11529
要約すると、
意見① 日本がアメリカを攻撃せずドイツと共にソ連を挟撃していたら枢軸国が勝利していた
日本は偉大な同盟国だったが、ドイツと日本は同じ戦場で直接手を携えて戦ったをわけではなく、緊密な連絡をとっておらず、それぞれ独立して連合国と戦っていた。そのせいで負けてしまった。もし日本がアメリカではなくヨーロッパ戦線でドイツを支援してくれていたなら、多分連合国は負けていただろう。
ドイツ軍は世界最強の3カ国と3方面で同時に戦わなければならなかった。しかしもし日本のような心強い同盟国がヨーロッパにあったなら、おそらく状況は違っていた。ソ連は敗北寸前だったし、フランスとポーランドはすでに敗北していた。それに英国もアメリカの支援なしにはなにもできなかったのだから‥。
日本がアメリカを攻撃したのが決定的な間違いだった、当時、太平洋戦線ではアメリカ以外、日本にとって脅威となる国はなかったのだから。日本がアメリカを攻撃しなかったら、枢軸側はヨーロッパ戦線で勝利していただろう。
日本はソ連を攻撃することでドイツを助けることが出来た。当時、ドイツ軍はモスクワまであと20KMのところまで迫っていた。フランスや英国などは事実上の敗北状態だった。アメリカが介入しなければヨーロッパ戦線はドイツの勝利で終わっただろう。もし、日本とドイツがソ連を挟撃し、打ち破っていたなら、我々はアメリカに集中できたはずだ。しかも最先端の軍事技術をもつドイツは原爆も開発できていただろう。そうなれば我々はアメリカにも勝っていただろう。
意見② 日本がアメリカを攻撃した要因
日本がアメリカに宣戦布告したのには多くの要因がある。その一つが経済制裁だ。アメリカは日本に対し石油などの輸出を禁じた。それは日本軍のアジア侵略への制裁措置だった。資源の枯渇は日本にとって死活問題だった。日本軍がアメリカへの奇襲攻撃を計画したのはそれがきっかけだ。
ドイツも日本も国際共産主義者のネットワークに操られていた。彼らの目的はイスラエルの建国と共産主義の拡大だった。たとえば日本の場合、尾崎秀実というスターリンの息のかかったスパイが政権中枢に入り込んでいた。彼らはいわゆる敗戦革命論者で、日本を敗戦に導き、その隙をついて共産主義革命を引き起こそうと考えていた。(ゾルゲ事件)
穏健な民族主義者を装い、政権中枢に入り込むことに成功した彼らは日本をソ連ではなくアメリカを攻撃するようしむけた。こうした筋書きの背後にはスターリンがいたし、ルーズベルト、チャーチルも、第二次世界大戦のシナリオを書いたのは彼ら。
意見③ ドイツは資源の枯渇でいずれにせよ負ける運命だった
そもそも枢軸国は十分な資源がなく(戦闘機も戦車も多くはつくれなかったから)枢軸国が負ける運命は最初から決まっていた。
連合軍がドイツに勝てたのはドイツの資源と兵力が枯渇してしまったから。ドイツの装備:戦闘機のメッサーシュミットや戦車のヤークトティーガー、V型ミサイルなどドイツ軍の装備は当時、世界最高レベルだった。これらの兵器が十分な数だけ生産できていれば連合軍といえど到底敵うものではなかっただろう。
歴史家は、バトル・オブ・ブリテンで電波塔や飛行場を爆撃しなかったのがドイツ軍の失策だったと指摘している。降伏寸前まで追い込まれたが、英国は間一髪のところで空軍を立て直すことができた。それでドイツ空軍を追い払うことができた。
意見④ ドイツが負け、連合国がファシズムを打ち破ったことはよいことだった。しかし・・・
日本とドイツは両国とも狂った政府を持っていた。 両国とも軍国主義国家で、多くの戦争犯罪を犯した。
意見⑤ ドイツと日本だけが戦争犯罪国なのか?
その100年前の英国は、同じくらいひどい戦争犯罪を行っていたんだが‥。
今のアメリカはどうなんだ? いまでもなお戦争犯罪を行ったのは世界でドイツと日本の二カ国だけだというような風潮があるが、それはどうしてなんだ?
以上、引用サイトの議論を大きく5つの意見に分けてみました。
コメント
歴史は、勝利した側が作ったものですから、結局、敗戦国は戦争犯罪のレッテルを貼られてしまうのですね。
しかし、サッカーの試合でわかるように日本人は勝っても負けてもきちんと観覧席周りの清掃・後片付けをします。
戦争そのものが大量殺人する犯罪ですから敗戦国だけを犯罪呼ばわりするのは欧米人的な発想でしょう。日本が戦勝国であればきっと清算して白紙に戻すでしょう。少なくとも負けた側だけを戦争犯罪者とは呼ばないと思います。
2018/10/25(木) 午後 10:54 泉城
> 石田泉城さん
まさに「歴史は、勝利した側が作ったもの」ですね。ですが日本は第二次大戦で敗戦国になったために得たものもあったと思いたいですね。私ももし日本が戦勝国であったとしても敗戦国を戦犯国呼ばわりはしなかったと思います。
2018/10/26(金) 午前 1:04 kamakuraboy