今、「中国の月収2千元(約4万円)未満の人口は約9億6400万人」という数字が中国のネット上で激しい議論を呼んでいる。写真は2023年12月23日、上海市静安区の路上で歩きながらタバコを吸う男性(Photo by HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)
今、「中国の月収2千元(約4万円)未満の人口は約9億6400万人」という数字が中国のネット上で激しい議論を呼んでいる。
12月25日、中国メディアの「第一財経日報」は、中国で月収2千元未満の人口は約9億6400万人だと報じた。中泰証券の首席エコノミスト李迅雷氏が寄稿で述べたこの数字が物議を醸した後、「第一財経日報」は記事を削除した。
李迅雷氏によると、不動産需要の観点から見ると、中国の1人当たりGDP水準は1994年の日本の3分の1に過ぎない。所得などの分布の均等度合を示す指標、ジニ係数の日本の数値は0.4以下だ。このジニ係数は0に近づくほど所得格差が小さく、1に近づくほど所得格差が拡大していることを示し、0.4と言う数値は警戒ライン以下で、消費に有利だ。
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