台湾・金門-10月7日:2023年10月7日、台湾・金門の烏國ビーチで、放置されたM18戦車の写真を撮る観光客。金門は台湾が統治する台湾海峡の島々で、中華人民共和国の沿岸からわずか数マイルしか離れていない。その戦略的な立地は、この島国を分離独立した省とみなす中国との過去の紛争において、最前線として機能した(Photo by Alex Wong/Getty Images)
2月14日、台湾海峡で事件が発生した。中国大陸側の漁民であるとされる4人が、台湾の金門海域で漁をするために高速艇を操縦していた。
台湾の海上保安巡視船がこれを追い払おうとしたところ、中国大陸の高速艇はS字を描くようにして素早く逃げ出し、台湾の海上保安船に衝突した。
高速艇はその後に転覆し、乗組員のうち2人が溺死し、残りの2人は台湾側によって救助された。2月19日には別の事件が起こり、中国大陸の海警局の艦船が金門海域で台湾の遊覧船に乗り込み検査を行おうとしたが、台湾の海上保安船が緊急に対応した。
中国福建省にも近い、中華民国の「福建省政府」が置かれている離島、金門島は台湾と中国大陸の間の衝突ポイントとして長い歴史を持っている。今回の事件は世間の関心を大いに集めた。
最近、中共党首の習近平が海警局(沿岸警備隊)基地を視察し、海警局に対し戦いを強化するよう要求したことを考えると、今回の金門海域での事件が大きな衝突の前触れではないかとも考えられる。
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