ヨーロッパとアフリカの連合空軍を指揮する米空軍のジェームズ・B・ヘッカー大将は、元北大西洋条約機構(NATO)パイロットに対し、中国が支援する航空関連企業での就職を控えるよう警告した。
「一度でも我々のチームで飛行した以上、たとえ退役後であっても、戦術・技術・手順を守る責任がある」と、ヘッカー氏は2月28日に米空軍ヨーロッパ司令部の公式サイトで発表した。
この発表は、米国家情報長官室(DNI)が昨年発表した報告書を受けたものだ。同報告書では、中国軍が元および現役のNATO軍人、さらには他の西側諸国の軍関係者を標的にし、軍事能力の強化を図っていることが明らかにされた。
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米軍高官 元NATOパイロットに警告 「中国系航空企業への就職を避けよ」
米空軍のジェームズ・B・ヘッカー大将は西側の元軍人パイロットが中国にリクルートされることで、安全が脅かされると同時に、貴重な軍事技術が中国政府に流出するリスクが高まっていると指摘している。
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