パンデミック条約をめぐっては、様々な懸念が提起されている。写真は 世界保健機関(WHO)のロゴ (Photo by FABRICE COFFRINI/AFP via Getty Images)
前回:パンデミック条約が公衆衛生をダメにする、元WHO職員が警鐘(上)
- 必要となる証拠の欠如
公衆衛生への投資には、より良い成果をもたらし、重大な害をもたらさない証拠が必要で、あるいは両者を高い可能性で実現しなければならない。しかしWHOの提案書はそのどちらも示していない。
新型コロナウイルス感染症への対応策として、ロックダウンと大規模ワクチン接種が推進された。その戦略によって引き起こされた病気は、主に持病を持つ高齢者に影響を与えた。超過死亡は1500万人に上り、若年成人の死亡率まで増加した。
過去の急性呼吸器疾患のアウトブレイクでは、第1波または第2波の後に事態は改善されたが、新型コロナウイルス感染症の場合、超過死亡は持続した。
公衆衛生の観点から言えば......
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