ドイツの公安当局はこのほど、中国共産党の対外交流機関と接触する際には、スパイ行為に加担しないよう慎重に振る舞うべきだと警告した。写真は会見に臨む中国の李強首相とドイツのショルツ首相 (Photo by Sean Gallup/Getty Images)
ドイツの公安当局にあたる連邦憲法擁護庁(BfV)はこのほど、中国共産党の対外交流機関と接触する際には、刑法上のスパイ行為に加担しないよう慎重に振る舞うべきとの警告を発した。与野党を問わず多くの政治家や要人が中国共産党の浸透工作の標的となるなか、ドイツ側も着々と対抗策を打ち出している。
連邦憲法擁護庁が言及した対外交流機関とは、すなわち中共中央対外連絡部(以下、対外連絡部)だ。中国共産党の最高指導機関・中共中央委員会の直属機関であり、「影響力のある重要人物を取り込むことで、中共に利する発言と行動を行わせる。さらに、外国で中共の政治的アジェンダに賛同する人的ネットワークを構築する」ことを目標に掲げている。
- スパイ行為への加担に要注意
- 政治家の対中姿勢を「矯正」
- 対抗策着々と
【続きはこちら】
中共対外交流機関との接触には「要注意」 ドイツ公安当局、スパイ行為への加担に警鐘
ドイツの公安当局はこのほど、中国共産党の対外交流機関と接触する際には、スパイ行為に加担しないよう慎重に振る舞うべきだと警告した。
◎合わせて読みたい:
台湾で“麻生節”炸裂…「お金をかけた防衛力、持っているだけではダメ」
台湾訪問中の自民党・麻生太郎副総裁は8日、台北市内で講演し、日本や台湾を取り巻く国際環境は「着実に有事、非常時へと変わっていっている」と指摘した。軍備を拡張する中...
台湾総統選挙、中国共産党が介入する6つの手口
台湾の頼清徳副総統が米国経由で外遊することに対し、中国共産党は外交や宣伝ルートを動員させ阻止しようと試みている。こうした中、民進党は7月下旬に記者会見を開き、中国...
中露が仕掛ける二正面作戦 米国主導の国際秩序はすでに過去のものか
西部戦線でロシアが無謀な作戦を繰り広げるなか、中国共産党は東側で慎重に勢力拡大を図っている。西側諸国とロシアが共倒れし、権力の真空が生じれば、習近平氏と中国共産...
◎おすすめ:
「市長はどこ?」全国ネットで皮肉たっぷりの尋ね人広告 被災地は軍の管理下に=中国 河北
被災地・涿州市において「市長はどこへ行った?」とネット上で呼びかける運動が起きている。役に立たず、不正ばかりはたらく中国の役人へ向けられた皮肉である。
mRNAワクチン接種後の抗体は空気中で人に伝播する?
査読済みの研究によると、mRNAコロナワクチン接種済みの人は、接種によって産生された抗体をエアロゾルを介して未接種の人に伝播させることができると示唆する新たな証拠が...
中国に亡命した北朝鮮女性が人身販売に 犯罪組織が数億ドルの利益
中国に亡命した北朝鮮女性たちが商品のように売買され、それによって犯罪組織が年間数億ドルを稼ぐ。最近2人の脱北者が米国メディアに、中国で行われた北朝鮮女性の人身売買...
中共軍による防衛機密ハッキング、日米連携にも影響か 専門家「民間にも劣るレベル」
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は7日、中共軍のハッカーが日本の防衛機密ネットワークに侵入し、それを察知した米 […]
◎トップニュース:
日本の移民政策は中国による日本侵攻を容易にする
中国は人民を日本に送り込んで中国人自治で間接的な日本侵攻が簡単に行える。さらに中国が積極的に日本侵攻を行なうのであればジョージアでロシア系移民が用いた手口を使う...
麻生氏、台湾総統・副総統と面会 現職自民党幹部では最高位
台湾を訪問中の自民党の麻生太郎副総裁は8日午後、台湾総統府で蔡英文総統と頼清徳副総統と面会した。現職の自民党幹部としては最高位となる。麻生氏は、日台間で困った時に...
環境活動家らは「冬を無視」し、夏を「誇大宣伝」している
全米非営利擁護団体『パワー・ザ・フューチャー』の創設者兼エグゼクティブ・ディレクターであるダニエル・ターナー氏 […]
やはり出た、中共お手盛りの「愛国プロパガンダ動画」 中国の民衆は覚醒へ向かうか
河北省涿州市で撮影されたとする複数のプロパガンダ動画が、ネット上に流れている。涿州から「撤収」する民間の救援隊を熱烈に見送る映像も、その一つである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます