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今の中国社会では、国家権力はまったく監督も制約も受けないため、思いのままにふるまうことがすでに日常的な政治の「風景」にまでなってしまった。自分の利益を基準とする政府部門もあれば、違法かつ野蛮な手段を用いて、法律で保障された公民の権利を奪うことを「最重要任務」とする政府部門もある。こうして中国の現行の法律に基づいて判決が下された、きわめて荒唐無稽な事件は後を絶たない。
これらの事件の一つ一つの背後には、果てしない苦しみをなめ続けている生身の公民が大量に存在している。その一方、裁判所がこれまでずっと、法律によって守られるべき弱者の利益を守ってこなかったという馬鹿げた事実も横たわっている。そのため、国家権力が生み出した数々のでたらめによって被害を受けた人々は、さまざまな法律違反や、天理と常識に背く悪行に直面しながら、ただただ苦しみ、助けの手もなく耐える以外どうしようもなかったのである。
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