
2023年6月21日、イタリアのアントニオ・タヤーニ外相 (Photo by Henry Nicholls - WPA Pool/Getty Images)
イタリアのアントニオ・タヤーニ外相は2日、同国が参加する中国主導の広域経済圏構想「一帯一路」から離脱する可能性を示唆した。「期待された成果が得られなかった」と強調した。
タヤーニ氏はイタリア北部のチェルノッビオで経済フォーラムに出席し「一帯一路では私たちが期待した経済的利益を得られなかった」と強調。「このプロジェクトへの参加を継続するかどうかは、イタリア議会が評価した上で決定する」と明らかにした。
タヤーニ氏は「昨年のイタリアの対中輸出額は165億ユーロ(2兆6000億円)にとどまったが、(一帯一路に参加していない)フランスとドイツはそれぞれ230億ユーロ(約3兆6200億円)、1070億ユーロ(16兆8500億円)に達した」と指摘した。
かつて欧州議会議長を務めたタヤーニ氏は......
- 意思決定の期限
- 一帯一路参加をめぐる論争は依然として続く
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます