今年7月8日夜、「709事件」の8周年に合わせて、著名な民主活動家を含む在米華人は米ニューヨーク市の「タイムズスクエア」に集まり、中国国内で弾圧を受けている人権弁護士へ声援を送るとともに、中国共産党政権に抗議した。 (鍾錦化氏より提供)
8年前の2015年7月9日、中国で国内の人権弁護士が一斉拘束される「709事件」が起きた。
今年7月8日夜、「709事件」8周年を迎えるにあたって、米国在住の華人はニューヨークやロサンゼルスに集まり、709事件で今も弾圧を受けている人権弁護士へ声援を送る集会を開いた。
- 出所後も続く、卑劣な「嫌がらせ」
この日、米ニューヨーク市の中心にある繁華街「タイムズスクエア」では、中国の元裁判官で弁護士の鍾錦化氏や「中国民主党」のメンバーたちが、「709」のロゴと「中国維権律師與公民海外同盟(中国人権弁護士と公民の海外同盟)」などの文字が入った横断幕を掲げて、中国共産党政権による人権迫害に抗議の意を示した。
中国では2015年7月9日以降、200人以上の人権弁護士や活動家が一斉に拘束されている。2016年5月時点では319人がこの事件の影響をうけ、その範囲は25の省や地域に及ぶ。8年経った今も、人権弁護士や活動家への迫害は続いている。
不当な判決で服役させられた人権弁護士らは、「刑期」を終えて出所した後も当局の監視下におかれている。日常的に受ける嫌がらせで、正常な生活さえ送れないケースも多い。
その被害を受ける人々は、人権弁護士の王全璋氏や李和平氏、周世鋒氏。活動家の呉凎氏。中共ウイルスによるパンデミック初期に、武漢から真実を発信した市民ジャーナリストの方斌氏などがいる。
彼らは出所後、当局に監視されるほか、住む家を借りられない、子供の就学を阻まれる、パスポート申請を拒否される、出国を制限されるなど、さまざまな嫌がらせや不利益を被っているのだ。
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