画像は8月9日、河北省涿州市。洪水が引いた後、泥まみれになって残された三輪の荷車。持ち主が避難して無事であるかは、 分からない。(JADE GAO/AFP via Getty Images)
河北省当局は11日、7月下旬から始まった豪雨による洪水被害について「8月10日時点での死者数は29人。行方不明者16人」と発表した。
この河北省当局による公式発表の後、ネット上では「この数字は到底信じられない」「もっと多いはずだ」「村民全員と連絡がとれない村だってあるんだ。29人のわけがないだろう」といった強烈な反発が広がっている。
だが、関連話題に対する検閲が敷かれていることもあり、当局と立場の一致しないコメントはほとんど消し去られた。残されているのは「ご冥福を祈ります」といった類の、無難なコメントのみである。
果たして本当の被災状況はどれほどのものか。実態が外部に漏れないよう中国当局が様々な情報統制や検閲をかけているため、外部がその真実を知ることはほとんど不可能だ。だが、時折ネットに上がる(後に当局の検閲によってほとんど削除されているが)被災民からの投稿を寄せ集めても、当局が公表する「死者29人」「行方不明者16人」とは程遠い。
例えば、SNSに投稿された動画のなかには......
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