独語症の話はおしまいにしよう、と思っていたのですが・・、
昨日来室したTさんが、
1「仰向けに寝ると、喉の上の方が圧迫される感じがある」
2「睡眠中、のど奥で「グゎッ」という音がして、びっくりして目覚める」
3「舌を、口の外にペロペロッと出す癖が、最近多くなった」
という症状を訴えました。
それって、もしかして、舌が浮いている症状?
で、口内を調べてみると、
下側の歯ぐきに歪みがあって、右奥歯ぐきが内側に寄り、
舌が、右奥歯(歯ぐき)に圧迫されている状態でした。
・・舌が、右歯ぐきに押されて、やや浮き上がっている状況・・。
TさんやHさんの事例(前ブログを参照)を思い出し、
「舌が浮き上がっていると、独り言が多くなる」という因果関係があるかどうか、興味があったので、
Tさんにお聞きしました。
「最近、独り言が多くなっていませんか?」
「あります、あります。
退職して、一人の時間が多くなったせいか、
何んにも考えないでぼーっとしている時、独り言を言ってるんです。
特に、運転中はペラペラ、ペラペラしゃべっていて、
あら私、独語症じゃないかしかしら?って、疑っちゃうほどです」
Tさんの独り言は、一人の時間が多くなったせいなのだろうか?
舌がやや浮いているために、ことばの意識コントロールがやや弱まっていて、つい自然発声をしてしまうせいなのだろうか?
そのどちらも、あり・・・か?
右下の奥歯が内側に出張っているという変位がある場合、
歯ぐきの付け根(下顎)の変形がそのベースにあるので、
下顎の変形を、アゴラインに沿って修整するという手技を行います。
当然、顎関節にもその影響が及びます。
修整中に、Tさんが突然、声をあげました。
「あ、今、耳鳴りが止まった!」
~~そういえば、Tさん、「常時、耳鳴りがある」って言ってましたっけ。
~~耳鳴りは、下顎関節の変位の影響を受けていることもあり・・か?
さて、一連の修整手技をワンクール終了して、
Tさんの下歯ぐきを調べてみると、改善が認められました。
なので、舌の中心ラインに軽い圧を加えて・・
セルフムービング・ワークという特殊な手技を行なって終了。
舌が浮いている状態は、かなり改善しているように感じました。
この後、Tさんにはベッドに仰向けに寝ていただいたのですが、
ベッドの上のTさん、・・一呼吸後に、
「あ、喉の圧迫感がなくなっています」と言いました。
すぐには、ピンと来なくって、
「・・はぁっ?・・」って反芻したあと、頭がまとまりました。
「・・・あぁ、そんなこと、おっしゃってましたね。
多分、今までは舌が浮いていたので、仰向けになると、舌が喉の通路を狭めていたのかもしれませんね」
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<舌が浮いていると、仰向きに寝た時、舌が喉の通路を圧迫することも・・>
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さて、Tさんは、次のような症状を訴えていました、ね。
1「仰向けに寝ると、喉の上の方が圧迫される感じがある」
2「睡眠中、のど奥で「グゎッ」という音がして、びっくりして目覚める」
3「舌を、口の外にペロペロッと出す癖が、最近多くなった」
の3つ。このほかに、
4「独り言が多くなった」・・も・・?
次回、Tさんが来室した時、
上の症状のうち、どの項目に改善がみられるでしょうか?
・・・・Tさんの報告が楽しみのような、不安のような・・。
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