成人偏平足(=ためしてガッテン)の話の中で書いた
「つま先立ち」について、もう少し・・。
女性は、ハイヒールをはいて歩きます。
これ、いうなれば「つま先立ち」歩行。
~~よく見ると、膝を曲げてチョコチョコ歩きの人、多いですよ。
~~私も若い頃、ハイヒールが好きで、外反母趾になりました。
ハイヒールをはくと、外反母趾になりやすいのは何故か?
それが分かったのは、整体という仕事に就いてからです。
*外反母趾になるプロセスは~~、
1ハイヒールで、かかとが高くなる分、体が前傾(前のめり)する。
2つま先の方に、体の重みがより多くかかる。
3小指側の力が弱い人(多数派)は、母指の骨に大きな力がかかる。
4その結果、母指が変形する = 外反母趾になる。
*外反母趾のプロセスが分かれば、
ハイヒールで、外反母趾にならないコツが分かる、よね。
1ハイヒールをはいても、体が前傾しないこと。
2小指側の力を強くすること。
バレエには、ルルベという「つま先立ち」のポーズがあって、
バレエの先生は、ルルベを次のように指導していました。
「足裏全体を地面につけ、
かかとに重心を乗せます。かかとから地面に棒を刺すような感じ。
かかと下の棒は地面に挿したまま、かかとを上げていく感じ。
上体はまっすぐに。前にも後ろにも傾けない」
=つま先立ちの立役者は=かかと力。
足の外側(小指、薬指側)の力も大切。弱いとフラつきます。
次の写真も、ルルベの足ポーズです。
つま先力、かかと力の、たくましいこと!
・・・土ふまずのアーチが、くっきりですね。
この足は、”成人偏平足”(ためしてガッテン)にはならないナ。
「かかとに重心をのせ、上体はまっすぐ」という姿勢づくりは、
姿勢を作ることそのものが、運動になります。=静止運動。
筋力がつく、体が締まる・・・・痩せて見える・(?)
~~~そしてこの姿勢づくりは、
ハイヒール歩きや、ルルベに限ったことではありません。
ふだんの歩行にも、日常の動作にもかかと力を忘れないで、ほしいな。
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