みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

触診すれば分かることもある / 眼の浮腫

2014-03-11 | 私の整体法

「交通事故で目が飛びでた?」の続きです。

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AさんがMiz 整体室に来たのは、交通事故の翌日で、

体の痛みよりも、目の異常を訴えていました。

 「目が気持ち悪い。目の奥が辛い。

  光を見ると、ムカムカ吐き気がして、頭がグルグラする。

  目を開けているのが辛い」

Aさんの目は、白目がよどんで、やや赤くなっていました。

 

Aさんの目の付近を、手でサラッと撫でると、

左右の目が、ボコっと盛り上がっているのが分かりました。

湿り気があって、ひどく浮腫んでいる感触。

 

Aさんの目は、そんな状態なのに、

眼科の検査では、いろいろな機械で調べた結果、

「眼圧 異常なし。 視力 異常なし

 目の充血 異常なし。目の乾き 涙目、異常なし」だったそうで・・。

 

付き添いのAさんのお姉さんが、

「見ただけで、目が出っ張って、おかしいのが分かるのに、

 何で異常なしなのか、納得がいかない」と不満をもらしてました。

 

Miz もさすがに思いました。

Aさんの目の周りを触れば、明らかに浮腫んでいると分かるのに、

眼医者さんはどうして、触診をしないのだろう?」と。

 

Miz 整体には、目に関する手技があって、

動眼筋の異常や目のむくみ、花粉症などに対処していますが、

Aさんの目の浮腫の場合、主に、

軽い頚椎捻挫(むち打ち)が関係していたようで、

頸の後ろを流れる内頸動静脈の流れが悪くなっていました。

頸の角度と眼の周りのリンパの流れを修整するのに3回の整体が必要でした。

 ←頸の角度が変わったのが分かるかな?

 

「明るい光を見ると、頭がグラグラして、

 車酔いのように、ムカムカ気持ち悪くなる」

という症状を訴えていた Aさんでしたが、

目の浮腫が無くなり、飛び出ていた目玉が元に戻ると、

その症状も、なぜか無くなりました。

~~この因果関係から、Miz は、

「光を見ると、頭がグラグラしたり、ムカムカ気持ち悪くなる」

という症状の原因として、眼の浮腫の問題があることに、

初めて気付いたわけです

 

それにしても、交通事故は、その後遺症が怖いですね、

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Aさんがかかった眼医者さんに限らず、

最近のお医者さんは、

患者さんの肌に手を触れて、触診する先生は滅多にいません。

かわりに、パソコンに映るデータを見て、診断を下す。


少し古い話ですが、Miz がある病院を訪れた時、

Miz の胸に、お医者さんが聴診器を当てました。

Miz は思わず、言っちゃったの。

「聴診器を当てられるなんて、久しぶりだわ。うれしい」って。

 

昔のお医者さんは、よく触診しました。

私の父も、祖父も町のお医者さんで、

当時は聴診器を使い、顔色を見、患者さんのお腹に手を触れ、

病気の診断をしていました。

特に祖父は、触診技術に優れていたようでした。

 

触診能力は個人差があり、主観も入りやすい。

それに比べれば、

機械は正確に、客観的な詳しいデータを得ることができます。

ごもっともです。

しかし、検査のデータでは「異常なし」の診断が出ても

触診すれば「異常である」と分かることも有りで・・、

~~Miz 整体室のお得意様は、そういう、

  病院で「異常なし」と言われた方々が多く来室し・・、

  ・・いうならば、病院のすき間産業ですかな。 

 


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