常日頃、Miz はお客様に言っていることがあります。
「細菌やウィルス感染には、Miz の整体は全く無効ですよ」と。
~~抗生物質が行う作用を、Miz 整体は阻止出来ません。
そのことをMiz はよく知っていながら、
Miz は大、大、大失敗をしてしまいました。~~その 大失敗談。
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月曜日に、Nさんが、杖をついて来室しました。
「今朝、突然、腰が痛くなって、歩けないんです」と。
真夜中にトイレに起きて、その時、
「腰が変だなあ」と思ったものの、眠ってしまい、
朝、起きようとしたら、腰が痛くて体が伸びない、歩けない。
「こんなに痛いのは、滅多に無い」ほどの痛さだと言います。
Nさんは数年前に、股関節の手術を2回ほどしていて、
股関節の痛みは無くなったものの、
杖なしでは歩けない状態で、Miz 整体室に来室したのでした。
Nさんの体には、不調や痛みがあちこちにあって・・・
1年くらいかかって、やっと杖なしで歩けるようになったNさんで。
そんなNさんの骨格特性を知っていたので、、
「腰が伸びない、痛い」という訴えを聞いたとき、
Miz は「一種のぎっくり腰で、正中ラインに歪みが出たのだろう」
と安易に判断してしまいました。
ぎっくり腰は、背骨だけの問題ではなく、
腹筋や骨盤底を含む、正中ライン歪み(ねじれ)が関与します。
なので、Miz は、Nさんの体を触診し、
正中ラインを修正する幾つかの手技を行いました。
「うん、これで、ほぼ、良し」・・そう思って、
Nさんに、ベッドから立ち上がってもらったのですが、
「イタタタッ。 イタタッ。 痛いです!」とNさん。
~~ええっ?・・そんなはずは無いんだけど・・とMiz は思いました。
ぎっくり腰の整体は、その翌日になってから効き目を見せることが、よくあります。
それを期待して、その日は帰っていただきました。
なぜか、Nさんの痛みの様子が心配で、翌日電話をかけてみました。
電話に出ない。・・・痛みでベッドから起き上がれないのかしら?
翌々日の水曜日、(この日は元々の予約日でした)
Nさんが、杖なしで来室しました。
「あの時は、病院に行ってたんです。
自分のおしっこを見たら、濁っているのに気がついて、
それと、「寒気がする」のがおかしいかな、と思って、
病院に行ったんです。
そうしたら、膀胱炎から腎盂炎になりかかっていたそうで、
抗生物質をいただいて、、、、。
抗生物質って、効きますねえ。
みるみるうちに、痛みが薄らいでいって・・・。
今日は、腰が伸びるんですよ。・・まだ、少しは痛いけど・・」
Nさんの一部始終をお聞きして、
Miz はNさんに平謝りに謝りました。
「申し訳ありません。私の不覚の至りです!」と。
そして、Nさんに大、大、大感謝しました。
もし、Nさんんが、別の病気=尿の異常=に気付かなかったら、
Miz はその日も、同じように腰痛の整体をしていたことでしょう。
そして事態に気付いたときには、手遅れで、
Nさんの腎臓に細菌が蔓延し、腎盂腎炎を起こしていたことでしょう。
・・取り返しがつかない事態。
Nさんにどんなにお詫びしても、取り返しの出来ない事態が想像されます。
Nさんには、お詫びと感謝を申し上げ、
その日は予約日でしたが、整体はせずに帰っていただきました。
・・・Nさんと私を守って下さった萬の神様にも、感謝しました。
~~~Miz は、最近、自分の整体に自惚れがあったかな、と大反省。
それにしても、
抗生物質の、細菌に対する効力はスゴイ!、と再認識しましたよ。
Miz の体験談「抗生物質とらせん」もよろしければ見て下さい。
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追記:
今日は定休日で、午後から外出予定がありますが、
今朝、緊急の連絡が入って、お客様のお子さんを見ることになりました。
・・・お子さんの状況は、ほぼ想像できるけど、
「先入観にとらわれず、仕事をしよう」== Nさんの教訓です。
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