一昨日、里山を登ったら、桜 がポチポチっと咲いていました。
涼しくなったり、暑くなったりで、
桜も季節をとり違えちゃったみたいです。
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独り暮らしのTさんが、先日来室しました。
Tさんは、先月、夜中にトイレに起きた時、
転がっていたテレビ枕を踏んづけて、すべって転んで、
板壁に頭をぶっつけて、気がついたらうつ伏せに倒れていたと。
鼻血が出て、手がジンジンとしびれていて、頭が重い。
やっとの思いで携帯にたどりつき、救急車を呼んだとか。
病院の所見では骨に損傷は無いが、むち打ち症状があるので、
ネックカラーと鎮痛剤と湿布薬と胃腸薬が処方され、
会社から一週間の休暇をもらって、家で静養。
Tさんは、打撲から2週間後にMiz 整体室に来ました。
「手の甲がピリピリ痛くて、ドリンクの栓が開けられない。
肩が張って、体全体にシビレが走ることがある」
と言います。・・運転はどうにか出来ると・・。
Tさんの体全体を調べてみて、「えぇっ?」と思いました。
Tさんの背骨が、ストレートバック(=背骨が真っすぐに近い形)になっていたのです。
確か、Tさんの背骨(胸椎)は標準形で、後方にやや湾曲している形をしていた記憶があります。
Tさんのストレートバックは、夜中の転倒の結果なのでしょうか。
だったら、どういう理由で?
読めた!・・ぞ・・。
Tさんは壁板に額をぶつけて倒れる寸前に、
咄嗟に、両手を着いたのだと思う。
両手と肩が体を支え切れなくて、ギャフンという形に背中が落ち込んで、
そのはずみで、背骨がストレートバックになったに違いない。
手首にも衝撃があって、手の甲がビリビリと痛いのだろう。
Tさんに転倒した時の様子をお訊ねすると、
「全然、記憶に無いのよ。気がついたらうつ伏せになってたの」と。
Tさんの両肩を調べてみると、
上腕骨が前下方変位(前下に出張っている)していました。
総合すると、転倒時のTさんの姿形は、
両手を着いて、肘が上がり、肩甲骨を押し上げながら上腕が前突し、背中は落下したという状況が想像されます。
鼻血は出たけど、頭蓋には損傷がなくて、まあ良かったわ。
さてさて、一瞬にして激変したTさんのストレートバック。
これを元に戻す作業は、容易なことではなさそうです。
Tさんにも、そのことをご承知いただきました。
Tさん、いわく。
「自分がズボラな生活をしているから、バチが当たったのよ。
自分ガ悪いんだから、仕方がない」と。
独り暮らしをしていると、つい、ズボラになりがちです。
忙しすぎても、ついズボラになりがちです。
でも、せめて寝る時には、
”夜中のトイレ” で転倒しないよう、
トイレへの道筋は、きれいに片付けてから寝よう、ね。
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