みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

死の向こうに天国があると信じられたら、いいなぁ。

2014-05-12 | コラム

母の日の昨日は、入院したUさんのお見舞いをしてきました。

息子さんから、「今ならまだ、お話が出来ると思います・・」

というお電話をもらったときは、わが耳を疑いました。

・・だって、3月20日にお会いした時は、元気だったのですもの。

 

Uさんは92歳。モダンなおばあちゃんです。・・一月前から、

「ベッドから起きたくない」という日が続き、足がむくみ始めたので、

病院で検査をしたら、腹水が肺を圧迫するほどに溜まっていたそうで、

5月2日に入院。・・利尿剤などの治療も空しく、病状が悪化し、

Miz の顔を見ると、聞き取れないほどの小さな声で「痛いの」と。

 

息子さんとお話をしたのですが、

「母は、自分の体がどんどん悪くなっていくのをスゴく怖がっていて、

薬を拒んだり、鼻に管を入れるのを拒んだり・・・。

見ていて可哀想に思いますよ」

 

Uさんのご主人は、10年前に亡くなられたのですが、

彼はドイツ文学の教授で、敬虔なクリスチャンでした。

息子さんは、お父さんがお亡くなりになった最期を思い出して、

 

「父は、クリスチャンで、神を信じていましたから、

死の向こうには、天国が在ると深く信じていたんですね。

『死ねば、この世よりもっと素晴らしい世界が待っている』と思っていて、

死ぬということに、怖れを持っていませんでしたね。

だから、死に直面しても、

おだやかに死を迎え入れて、おだやかに亡くなりました」

 

 

いいな ぁ___。_____。

私も、そんなふうに、死を受けいれられたら、どんないいいだろう。

人は、生きて、死ぬ。 人は生きつづけることはない。

死を、、。、、死ぬことを、悪魔の到来のように怖れたくはない。

病気を、、、、悪魔の到来のように怖れたくはない。

病気を、死を、おだやかに受け入れられたら、どんなにか安らぐだろう。


________________

追記:

息子さんとは、この後、日本の宗教のお話に入りました。

「昔の仏教には、極楽という世界があった」という話や、

「日本の今の仏教。あれは宗教からはほど遠い。

 日本のお寺は、今はビジネス。ビジネスなら税金を払うべき」なんて話を。


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿