みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

「息が吸えない」の電話で、整体の出前をしました

2011-03-22 | 私の整体法

Tさん(女性)から昨日、SOSの電話。

「呼吸が苦しい。息が吸えない感じ」と。

ガソリン不足ですが、整体の出前に行ってきました、

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Tさんは地震の後、業務で消防署に向かう途中,

凹凸の激しい道で転倒し、右腕を骨折したそうで、

救急車で病院に運ばれ、ギブスで腕を固定されているとのこと。

~~だから、運転ができない。

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地震から10日目、つまり10日間のギブス生活。

「ギブス側の手のむくみや、痛みは我慢できる。でも、

呼吸が苦しく、胸にピリピリと痛みが走るのが不安で辛い」と言います。

 

このギブス、重さが1Kgはがあるんじゃないだろうか。

きゃしゃな腕で、この重いギブスを10日間も持ち上げて生活していたら、

腕の筋肉も、首や胸の筋肉も、疲労困憊するのは当たり前。

Tさんは、力こぶ筋(上腕二頭筋)が萎えて下垂し、

胸筋の過緊張のため胸の肋骨が引っ張られて、変異していました。

・・胸呼吸がロックされている状態。、、だから苦しい。

 

腕~手、首、顎、肩、胸、背中・・と体を整えること1時間、

「ああ、息が吸えるぅ!・・・楽になった!」

と感謝されました。

帰宅後、「食欲が出ました」とのお電話もいただきました。

 

「息が深く吸えない」「呼吸がしにくい」という症状は、

体の内部組織の問題も、もちろんあるでしょうが、

Tさんのように、肋骨の変位によって胸の呼吸運動が制限されている、

という問題もあることを、知っていただきたいものです。

また、

「骨折したら、ギブスで固定」というのは一般的な治療法ですが、

ギブス固定にはいくつかの問題があります。・・が、せめて、・・

ギブスの重さだけでも、なんとか改善できないものでしょうか、ね。

 

 



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