神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様に感謝 レベル2

2018-12-14 06:50:15 | イスラム教
社会の平和
健康
そして1日に必要な食料。
その3つのものがある者は、
あたかも
この世の全ての物が与えられているかのようだ。

ということを前回は書いてみました。

こんにちは ファーティマ松本です。

さて、今週は「神様への感謝 レベル2」です。
レベル2は
ちょっと難しい感謝の域に入ります。
と、言うのも、、
この感謝は嫌なことが起きた時に
するものだからなんです。

一瞬嫌な事に見える時に感謝をするのは、
良いことが起きた時に感謝をするより、
ずーっと難しいですからね。

でもそれができるようになると
この世を生きていくのがズーッと
楽になると思うんです。

例えば、
よくこんなセリフを聞いたことはありませんか。
「あんなことがあったおかげで、今の私がある。」
「病気になって、健康のありがたみがわかるようになった。」
「あの時あの学校に落ちてよかった。」
などなど。

”あの時”はわからなかったけど、、、そして
”あの時”は嫌でたまらなかったけど、、
でも、そのおかげで
今は、、、、、、、になれた。

英語で言うと
「blessing in disguise」
ってやつですね。
blessing 祝福が
disguise 変装しちゃっているわけです。

日本語では
「災い転じて福となす」
という諺が一番近いようですが、なんとなく
英語の方が、しっくりくるのはなんでしょう?
blessing 祝福という言葉が入っているからでしょうか。


自分自身に起こる全ての事は「善」である、
と、私は最近心底思えるようになりました。

なぜなら、


神様は「私たち人間を天国へ入れてあげたい」
って思っていると
私は信じているんです。

天国へ入れてあげたいから、
沢山のものを与えてくれていると思うんです。
その沢山のもの(恩恵)を使って
天国へ入れるような善行をしなさい、と
教えてくださっています。
(このことについては、また後ほど別の機会に)

その沢山のものの中には、
私たちにとって、嫌なことも含まれています。
こーんなもの欲しくなんかない!っていうようなものも
沢山入っています。
でもそれは苦い薬のようなもので
自分たちにとって、良い結果をもたらしてくれるはずなのです。

「良薬口ににがし」っていいますでしょ?
(今日は諺オンパレード!)

嫌なことが起きても、
それを苦い薬だと思って、飲んでしまうのがいい。
必ず、これが良い結果をもたらすと信じて。

ただ、
これでは、まだまだ
忍耐の領域ですよね。

今回は何度もうるさく言いますが、
忍耐ではなく、感謝のお話です。

辛い現実の中で
”感謝”をするには、まず
「感謝ができる」要因を探さないといけません。
これには、少しばかりの”意志”が必要になってきます。

例えば、
歯が痛い時、
大抵の人は、
「歯が痛い、歯が痛い」と
そのこと以外のことは考えられなくなってしまうでしょう。
しかしその時、こう思うこともできるはず。
「歯は確かに痛い。でもまだ目がちゃんと見えてるじゃないか。
 耳だって聞こえるじゃないか。足だって動くじゃないか。
 有難いではないか!」と。

何かしらあるはずなんです、感謝すべきことは。
だって、
私たちは、地獄に住んでいるわけではないんですから。

地獄には、良いことなんて一つもありません。
反対に
天国には悪い事なんて一つもないのです。
でも、私たちがいる現世には、
良い事と悪い事が一緒くたになって存在しているわけです。

だから、何か嫌な事が起きた時
探してみてください。
「今、何に感謝できるか」を。


私事でありますが、
先月まるまる一ヶ月、我が家の周りで工事がありました。
朝早くから、ガガガがッと始まり、
終わるのが、夕方の5時くらい。
その間ずーっとガガガッとうるさいわけです。
これが夏であったら、どうせ窓を閉め切って
クーラーをかけるわけですから、外の騒音も
内部の騒音によって消されるわけですが、、、。
しかし!
今は、窓を開ければ心地よいそよ風がソヨソヨと入ってくる季節。
こーんなに、清々しい季節はここサウジアラビアでは貴重品ですよ!

なのに!うっるさい、外が!
窓開けられない!
それも一ヶ月間も!
私は窓何か閉めたくないんだ!
クーラーなんてかけたくないんだ!
クーラーなんて嫌いなんだ!
そよそよのそよ風が好きなんだ!
(かなり怒ってるなあ)
と、思ってしまいがちですが、、
こんな態度では、
感謝なんてできなければ、
心に平安なんて持つことは不可能!

で、
私は騒音の中で考えました。
「何か感謝できるものがないか」と。
普段大して使わない頭をフル回転させて。

思いもよらず
結構簡単に見つかりました!

感謝 その1:
「耳が聞こえることに感謝!」
耳が聞こえるから、うるさく感じるわけです。
有り難いです、本当に。
心底感謝しました。

そして、その2:
外で働いている人たちは、もっとうるさいところで働いでいるわけです。
「私は、少ーしだけ遠い所に居られるじゃあないか。」
これにも、感謝です。

その3:
外でセッセと働くあの人たちは全員外国人労働者。
家族を置いて、遠い国で出稼ぎしているわけです。
「私は、そんなことしないで暮らせるんだ、有り難い。」

その4:
家の周りの工事は、
この周辺の水道と電気のアップグレイド(?)の為らしい。
「私たちの生活が、これからもっと良くなるんだ、有り難い!」

その5:
うるさくても、窓を閉めればいい。
「そのための手があるではないか。有り難い。」

その6:
それに工事はいつかは終わるはず!
一生続くわけではないんだから、有難い。」

その7:
窓を閉めても外の景色が見えるではないか。有難い!
我が家は、サウジアラビアにいるとは思えないほど
外の景色がとてもいいのです!
アー、こんな恵まれた所に住めて嬉しい!
目が見えて有難い!!

その8:
最後に、、これは究極の感謝ですよ!
「こうやって、神様に感謝ができること。
 そのことに感謝!」

感謝ができる心というのは、これまた神様からの恩恵の一つです。
そしてその恩恵は、
他のどんな恩恵にも勝るものではないかと
私は思います。

この世の中には、たっくさんの恩恵を受けながらも、
これっぽっちも感謝しない人は沢山います。
自分の与えられているものが
”当然あるべきもの”と思って暮らしている人は
たっくさんいます。

自分に与えれた恩恵を当たり前と思っていると
そのうちに、それを失うことになります。
しかし、
当たり前と思わず、それに対し感謝をすると
神様は、もっと増やしてくれるのです。

『もしあなた方が感謝をするのであれば、我は必ず
 恩恵を増すであろう』(クルアーン14:7)


騒音で大変な思いはしたけれど、
そのおかげで、沢山の感謝ができました。
沢山の感謝ができたことに、またまた神様に感謝です。

騒音が大分なくなってきた今
(まだ多少聞こえますが)
また静かな毎日が戻ってきました(o^^o)
鳥のさえずりも聞こえるようになって
あー、有難い!!
騒音になって、感謝
騒音が終わって、また感謝。

レベル2的感謝は、
また来週に続きます。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように
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