神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

ラマダーンについて、ちょっと、、だけ。

2025-03-07 12:13:49 | イスラム教
こんにちは、ファーティマ松本です。
ラマダーンになりましたねえ。
断食をされている方々、皆様方の良き行いが受け入れられますように!

天国というのは、生きている間に、頑張ったり忍耐した人達の為にあります。

イスラム教徒であろうと、そうでなかろうと、
誰でも生きている限りは、どうしたって頑張らなければいけないことはありますし、
忍耐を迫られることもたくさんあると思います。
断食もその一つで、かなり忍耐と頑張りを強要される物ですよね。
でも、その断食を行うおかげで、天国のドアが大きく開くとなればどうでしょう?
ちょっと何時間かだけ、飲んだり食べたりというのをしないだけで、
天国が待ってくれる様になるとしたら、どうでしょう?
天国がコレでもかっというほどきれいに素敵になって
私達が来るのを待ってくれる様になったとしたら、どうでしょう?
(ワクワクしませんか?)
たった何時間の断食の成果が、<天国>というのは、信じがたい交換条件だと思います。
または、たった80年位の現世の生活での頑張りが、<天国>というのも、これまたすごい報酬です。

ついつい、毎日の生活に翻弄されて、私達は人生の本来の目的を見失いがちです。
でもこのラマダーンのおかげで、少し気持ちをリフレッシュできる様になるのが不思議ですね。
本来であれば、ラマダーン中であろうとそうでなかろうと、頭の中にいつも入れて置きたいことというのは、決まっているはずなのです。
それは、、

全ての物は、神様からのテストとして与えられた物、であるということ。
富や、健康、子供、平和な生活など。
ついつい、私達はその量が多ければ多いほどいいと信じ、それらを手に入れようと必死になります。
(子供は、そんなに数はいらない?)
しかし、量を得るよりも、それらをどう扱うかをもっと気にしないといけませんよね。
何しろ、神様はそういうことを見ていらっしゃるのですから。
しかし、全ての事がテストであると同時に
全てのものは、また、神様からの慈悲でもあります。
つまり、プレゼントなのです。
富、健康、子供、平和な生活、全て神様からのプレゼントです。

プレゼントであるのですから、たくさん感謝をしていきたいですよね。
そして、それらのプレゼントを正しく使っていくようにしないといけません。
決して、当たり前と思わず、周りの人達のためになるような使い方をしていくのがベストでしょう。
面白いことに、その様に使うことにより、神様はもっとたくさんのプレゼントを与えてくれると
約束されています。
神様は、約束を破ることはありません。

または、困難や逆境というのも、テストであると同時に、大きなプレゼントであります。
誰でも嫌な経験なんかしたくはないと思います。
でも、辛い出来事も神様からのプレゼントです。
何しろ、この世で忍耐と頑張りをしたした人達に、天国は大きく開くのですから。

この世はあくまでも仮のお宿生活です。
2泊3日の旅行中のような物です。
本当の自分の家には、この旅行が終わった時に帰る事が出来ます。
自分の為だけに作られた家が、天国で私達の帰りを待っています。
個々の好みにあった家が待っています。

この世においても
旅行から帰ってきたら、やっぱり我が家が一番いいなんて思ったりしませんか。
それ以上に、天国の我が家は、もっともっと落ち着いて幸せいっぱいになる事が出来るはず。 
だから、
日が沈み、さあこれから食べられるぞという時間になった時、
思い出してください。
自分の天国の家が、この瞬間(自分の頑張りと忍耐のために)もっともっと素敵になって私達が帰って来るのを待ってくれていることを。

このような事を、以前出版した電子書籍に書きましたので、
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天国の自分の家にちゃんと帰れる様、この世を上手に使っていきたいですね。
やはり、たまにはラマダーンのような時期があることって大切です。
神様との距離が縮まる感覚がありますから。
(私の場合は、通常、距離が離れすぎ!)

最後に、自分でもかなり気をつけないといけないなあと思っている事を、共有したいと思います。
イスラム的な断食って、飲み食いだけしなきゃいいと思われがちですが、
それは実は、断食のホーンの一部分です。
それよりも大事な断食部分は、自分の口を使って悪い事を言わないようにすることなんです。
悪口はもちろん、嘘、噂話、人を傷つけるような発言等々、
普段でも、もちろんそんなことはダメに決まっていますが、
ラマダーン中は、もう、特に、特に、気をつけていきたいと思います。
 
預言者ムハンマドさん(平安あれ)の言葉(ハディース)に
「断食をしながらも、嘘をついたり、不正を働くことをやめない者は、アッラーはその人の食事や飲み物を断つことになんの価値も認めない。」(ブハーリー 1903)
と、あります。
言ってしまった言葉は、くるっと回って帰ってきてはくれませんからね。
本当に、気をつけて生活をしていきましょう。

もう一つ最後に!
「この世はたった一度きり。だから好きな事をして生きていきましょう」
といった言葉に負けないようにしましょう。
最近は前にも増して、此のような言葉を聞くことが多くなったような気がします。
もしかしたら、これはSNSの影響のせいかもしれません。
こういった言葉って、たくさんのいいねに繋がりそうですからね。
確かに、人生は一度きりです。
でも、、、だからと言って、好きなことばかりをしていいかと言うと、そうでもないと思います。
はっきり言ってしまえば、『好きなことばかりに』使ってはいけません。
やるべきことに使うべきです。
やるべきこととは、
『神様が定めた規律の中で、少しでも、世のため人の為になるように生きていくこと』
ではないかと個人的には思っています。
(これでは、絶対にいいねは取れない!)
 
今回は、ちょっと神様の世界史から離れてしまいました。
次回は、ユダヤの民の歴史に戻りたいと思いますが、
でも、まだまだラマダーンについて書き足りない事がありますので、、、
次回も書いちゃうかも。

それでは、今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
皆様に神様からの祝福がたくさんありますように!

断食されている方は、体調を崩さないよう、しっかり食べられる時は食べ、水分補給も忘れないように!!

 
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