毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

久留里から上総中野へ

2009年04月16日 12時55分39秒 | 観光
 今回の旅は鉄の旅。前から気になっていた鉄道に乗る旅。
 でも、ただ鉄道に乗るだけじゃつまらない。
 自転車も運んで、観光しつつ、鉄道に乗る。自転車好きで鉄道好きなわたしにぴったりな企画なのであります。
 気になる鉄道とはJR久留里線。もうね、名前からね、「くるりせん」だもん。
 乗ってみたくなるでしょ、そりゃ。
 木更津からJR久留里線に乗って久留里で下車。そこから自転車で高滝、養老渓谷を観光して、今度はいすみ鉄道に乗り、外房の大原へ。自転車で走る距離は40kmほどだけれど、車か鉄道かで鉄道を選択してしまうと、この辺りには交通手段がなくなるので自転車が必須。
 さっきから電車と言わず、鉄道と言っていることに違和感を感じた方もおられようが、そう、ここは電化されていないのである、JRもいすみ鉄道も。
 なわけで電車は走っていない。


 JR久留里駅まで輪行。
 左のオリーブ色の包みが輪行袋。中に自転車が入ってます。
 ひなびた感じのいい雰囲気。
 かつて久留里城の城下町で、今は復元された天守閣などもあるらしいが、今回はパス。久留里城にはいろんな武将が入ったが、その中でも里見氏は馴染みがある。滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の里見氏なのだ。


 道はこんな風で走りやすい。
 ゲタゲタゲタと蛙の鳴き声以外、静寂に包まれている。
 東京で過ごしている時間とここに流れる時間とが同質のものであるとは思えない。場所によって、そしてそこで過ごしている者によって時間は等質ではない。物理学で言う時間とは別に、生きられた時間も存在する。
 そんな時間に包まれて自転車をこいでいるのはとても幸せだ。
 高滝湖、養老渓谷、どこへ行っても気持ちのよい静けさがある。素敵なところだった。


 上総中野駅でいすみ鉄道に乗る。
 毎年赤字を計上している第三セクター路線なので、今年も赤字なら廃止されるかもしれない。しかも、堂本知事が後継指名し、森田健作と千葉知事選を戦ったのは、このいすみ鉄道の社長であった(立候補するために辞職したが)。彼が敗れてしまったため、ますますいすみ鉄道の存続は危ういことになっているのである。


 車内には手作りの飾りが。こういうところに弱いんだよ、わたしゃ。
 がんばれ、いすみ鉄道と応援したくなる。
 しかも、この鉄道、乗ってみるとわかるのだけれど、沿線がとても美しいのだ。
 笑顔の花々が手を振って迎えてくれる、いすみ鉄道はそんな鉄道でありました(って、アド街かよ)。
コメント
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