私、鼻が結構すごいんです。ちょっとした匂いでも「あ、これ！」って分かるタイプ。中でも不思議なのが、小さな子どもがいる家の匂い。どんな匂いかというと、あの懐かしいお菓子「ビスコ」の匂いなんですよね。でもたぶんビスコの匂いと思っているのは本当のビスコではなくて小さな子ども特有の匂いだと思うんです
電車に乗ってるとき、ふと「ビスコのような匂い」が漂ってくることがあります。その瞬間、「この人の家には小さな子どもがいるな」って察してしまうんです。もちろん確証があるわけじゃないんですが、経験上ほぼ間違いない。
ビスコの魔法の香り
ビスコって独特の匂いがありますよね。あの甘さとクリームの香ばしさが混じった感じ。ビスコ自体を食べてなくても、袋を開けただけで部屋中に広がるあの匂い。
自分自身も子どもの頃、ビスコが大好きでした。遊び疲れてお腹が空いたときに食べると、なんとも言えない安心感があったんですよね。だから、電車で感じるビスコの匂いには、ちょっと懐かしい気持ちもこもってるんです。
マッチングアプリ勤しんでいるお兄さんもビスコの匂いがしているので気をつけて 小さな子どもが居ることは簡単に匂いでわかりますよ
子どもがいる生活の一コマ
小さな子どもがいると、お家にはいろんな匂いが漂ってるんじゃないかと思います。おもちゃや絵本の匂い、シャンプーの甘い香り、そしてやっぱりお菓子の匂い。ビスコの匂いがその一部だとしたら、それはたぶん、家族の温かさの象徴なんじゃないでしょうか。
匂いって不思議なもので、目には見えないけど、すごく記憶に残ります。その人の生活や、そこで過ごす人たちの時間をふっと感じさせてくれる。だから、ビスコの匂いをかぐと「あ、この人の家には小さな笑い声が響いてるんだろうな」と勝手に想像してしまうんです。
鼻の感覚を通じて見る世界
こういうことがあると、自分の鼻がちょっと特別なのかもしれないと思うことも。でも、案外誰にでもある感覚なんじゃないかなとも思います。特定の匂いをかいだときに「あのときのこと」を思い出す経験、ありませんか？
匂いって、ただそこにあるだけじゃなくて、思い出や感情を運ぶ媒介になってる気がします。次に電車でビスコの匂いを感じたら、ぜひその先にどんな物語があるのか、ちょっと想像してみてください。それだけで、いつもの日常が少しだけ楽しくなるかもしれませんよ。
鼻がきくおかげで、小さな子どもたちの匂いの世界をちょっぴり垣間見ている私の話でした。
